2023年12月28日木曜日

三鈷峰

 ■コースタイム

南光河原駐車場7:12──8:25宝珠尾根──10:32ユートピア避難小屋11:10──11:35三鈷峰──14:02元谷──15:10南光河原駐車場 

■感想

もともと年明け1/4に行こうとしていた三鈷峰を、雪が解けそうなので前倒しで実施。企画者が無雪期にわざわざ下見までしてくれた、高待遇な環境で行きました。

駐車場からは一度溶けた雪が凍って滑るが、チェーンスパイクはなくても何とかなるレベル。他の登山者が夏山登山道に向かう中、全然人のいない大山寺方面へ向かう。途中九州大学の山岳部10名パーティに会っただけ。宝珠尾根まではトレースはしっかり刻まれており、傾斜は急だが踏み抜きもない。あまり寒くない。

尾根に上がってから、同行者二人はハードシェルを羽織るが、自分はシャツ二枚とフリースだけでちょうどよい程度。隊の一番後ろに付いて、トラバースも谷沿いの雪の斜面も先行者にスタンスを作ってもらいながらのんびり上がる。

上宝珠が近づいてくると北壁が見えるが、黒と白の急斜面にあらゆる凹凸がとてつもなく綺麗。場所により凹凸の雰囲気も違い、見ていて飽きない。高松労山のベテランが北壁ルートほとんど登っており、たびたび立ち止まってはルートの案内をされる。ユートピアへの谷状地形のトラバースはトレースが二つ付いており、我々は悪い方(勝間ケルンを通らず)を選び道が藪っぽい…。

風が強くなってくる中、ユートピアに到着、小屋の中は暖かくありがたい。三鈷峰へ向かうべく外に出ると、次第にガスが出てきて風向きが南から西寄りに変わり、強い。自分もハードシェルで風を防ぎながら、雪が中途半端にのっかっているちょっとした岩稜帯をこなし、20分強で登頂。短いが程よくテクニカルでおもしろい。ガスが出てくると、三鈷峰山頂から見える大山は神々しく映る。雪訓でもすべく急いで元谷に降りてみるが、雪が全然ないので諦めて帰る。景色の良い天気で、良いシーズンインになったが、暖冬なのでこの後の雪山はどうなることやら…。(小田桐)


三鈷峰までの岩稜帯
宝珠尾根から見える北壁は一部雪をかぶった土柱のように見える
ユートピア小屋付近、吹き飛ばされているためか他の場所よりも雪が薄い


2023年12月27日水曜日

コリトリから一ノ森

 ■コースタイム

コリトリ7:50──7:54登山口──8:50本宮劔神社──10:07追分──11:09にくぶち分岐──11:25ヒュッテ──11:40一ノ森(三角点)──11:45一ノ森山頂12:20──殉職碑12:30──14:10神社、富士の池──14:45コリトリ

■感想

天気も良く、誰もいない一ノ森。独り気ままに、ゆっくり楽しんできました。神山からコリトリへの、道路の凍結はごく一部。川井峠に少し(帰りにほぼ溶けていた)。橋のある部分、コリトリ手前約1kmに、途切れ途切れにある程度。コリトリ駐車場とその上は白い。

神社までは、落ち葉と土と雪のmixだが、さほど滑らず。気温0度で、樹林帯でも冬装備(一応持参したワカンやバーナーetc.)が重く、山シャツ一枚でも汗をかく。

神社から上は白い道。トレースあり(YAMAPで24日の記録あり)。アイゼンは要らないが、一歩一歩ズレる感覚。ストックも不要。登り始めは流れていた雲も消えて、木々の間から真っ青な空。薄っすら雪化粧の丸笹、赤帽子山が美しい。追分から上は足首~膝下あたりまで埋もれながら歩く箇所あり。

ヒュッテから、まず槍戸山寄りのビュースポットに行く。剣山、次郎笈の間に三嶺が見える贅沢なポイント。三嶺の右横に遠く、白い瓶ヶ森や石鎚山山系が見えた。矢筈山も結構白かった。高城山頂は薄っすら白だが、そこに続く山並みに雪なし。

山頂でのんびり昼食。剣山木道を2人位動く人あり。次郎山頂に人影なし。殉職碑まで気持ちの良い雪に埋もれながら下り、そこからトラバースしてにくぶち分岐へ。ここも1人と動物のトレースあり。日差しは暖かいが気温は上がらず、山頂で0度。

下山時、神社辺りは2~3度。ツララは溶けていた。富士の池は白く濁って凍っていた。コリトリから神社までの道は下山時にも積雪、凍結箇所あり。ポツポツ落石あり。何日か前の車の轍があったが、途中までで神社までは行ってなかった。(越智)


剣山と次郎笈の間に三嶺、三嶺の右に瓶ヶ森?
殉職碑へ下る道は気持ちの良い雪
雪の深さはこんな感じ(下山時ですが溶けてないので行きと変わらない)、高城山方面は雪なしと書きましたが、写真で確認すると、稜線などに薄っすら雪


2023年12月24日日曜日

高越山

 ■コースタイム

登山口8時発──高越山11時半──高越寺12:05発──登山口13:50

■感想

300mくらいから雪ちらほら。中ノ郷からはベッタリ。赤門前?くらいで、一人の女性とおしゃべり。なかなか達者そうだけれど、一人で剣には行けない(足が)とおっしゃるので、ちょっとスカウトしました。快晴の良い天気。oさんはそのまま。私は下山時、寺からチェーンスパ履きました。青空きれいでした。(島)

高越寺
空海さんと

2023年12月17日日曜日

加西アルプス

 ■コースタイム

大手門登山口9:16──9:50善防山──11:05笠松山──12:37馬の背──13:24善防公民館駐車場

■感想

12名で加西アルプスへ、今年最後の定例山行へいってきました。冬が本気を出してきたのでどうなることか...と少し心配しましたが、思いのほかポカポカと暖かに歩くことができました。

藍住から駐車した善防公民館までは2時間足らず、駐車場所から大手門登山口は約30歩というアプローチの良さ!

善防山・笠松山、ともに眉山よりも低い山ですが、ゆったりとした岩稜が広がり、一枚岩の鎖場や揺れる吊り橋、ひょっこり現れる摩崖仏などお楽しみがたくさんありました。そして何よりも終始展望がよく、気持ちよく歩くことができました。(岡田)


良い感じ
登り始めは寒く感じましたが天気も良く適度な岩場、石仏?吊り橋もあり楽しい一日でした
集合写真を撮り忘れたので、駐車場のやたら雰囲気のいい橋にて...青春!2023!

2023年12月3日日曜日

第27回眉山クリーンハイク

 8:00~11:00、徳島県勤労者山岳連盟の各会は、眉山の登山道や車道のごみを収集し、眉山公園駐車場トイレ横に集積・分別・軽量した。当会は、名東町の地蔵院から山頂駐車場までの間を担当した。

11:00~ストレッチ体操、わかめうどんの振る舞いを受けた後、解散。15:00~忘年会。

総参加者69人(うち、当会12名)、ゴミ91.2kg(燃えるゴミ10袋、その他ゴミ22袋)






2023年11月19日日曜日

三徳山投入堂

 ■コースタイム

三徳山駐車場9:28──9:45参詣受付所──10:03登山口──10:45文殊堂──11:04投入堂──12:26駐車場──13:00道の駅燕趙園(昼食)13:45──13:50羽衣石山登山口──14:15お城──14:40登山口


■感想

朝から青空の下、テンションは上がります。鳥取までのロングドライブに運転手様お疲れ様です。どんな修行の山が待っているか楽しみです(総メンバー10名です)。

駐車場より三徳山境内に入り、最初は服装のチェック。次の登山口では靴のチェック。無事全員入山スタート。

木の根っこや階段、いつもの山道のように思えてから40分~50分ほどで、最初の難関、クサリ坂です。慎重に岩をつかみながら、全員難なくクリア。さすが日ごろの成果です。文殊堂は、幅50センチから60センチ位の廊下をぐるりと回り、とても高度感がありました。

そして、いよいよメインの、国宝三佛寺奥院(投入堂)に到着した時には、全員圧巻と歓喜の声。その圧倒される美しさとスケールに皆感動しておりました。

下りは滑りやすく、注意しながらあっという間の下山でした。お昼は道の駅にて、各人好きなメニューを頼みました。そして、食後の散歩に羽衣石山。軽く1時間ほど上って、日本海まで眺めました。事故なく全員無事に、午後7時には藍住町に到着。大変お疲れ様でした。(木村)

ありがたいんです。トイレの中まで。六根清浄。六根とは眼、耳、鼻、舌、身、意、を表し三徳山の急峻な岩肌を登り、荘厳な寺院に祈りを捧げることにより、六根を清らかに浄化させるという考え方らしいです。
集合写真ですが、後ろの投入堂が入っていません(笑)


2023年11月12日日曜日

多紀アルプス

 ■コースタイム

<2班>

駐車場7:52──8:20小金ヶ嶽登山口──9:25福泉寺跡──10:15小金ヶ岳10:25──11:15大タワ11:40──12:27御嶽12:32──12:55大岳寺跡──13:15鳥居堂跡──13:52駐車場


■感想

2班6人は、逆回りで登りました。小金ヶ嶽から大タワまでの下りは、岩場で、鎖があり、アルプスの雰囲気話味わえました。遠くに六甲山のアンテナが見えて、よかったです。何か所か展望所があり、登れるのでチャレンジしてみてください。

大タワで1班と合流しました。少し早く着いたようです。大タワから御嶽の登りは、階段で太腿が張りました。頂上に渋柿が実っていて、親子連れが、取っていました。御嶽からの下りは、快適だったと思います。

時間が早かったので篠山城跡に寄って、買い物もして帰りました。紅葉はいまいちだったけど、少しは、楽しめました。(片岡)



多紀連山駐車場から1班8人、2班6人に分かれて、各時計回り、反時計回りに御嶽と小金ヶ岳を周回した。曇天、10℃。写真は1班三嶽(御嶽)頂上。高曇りで展望はかなり良し。
中間点の大たわに1班は30分早く着く。昼食後、2班と交差して、フォレストアドベンチャーTANBASASAYAMAの林内から小金ヶ岳へ向かう。やや小雨ながら樹林の中はカッパ不要。
小金ヶ岳近くは急な鎖の岩場が多いが、鎖なしでも登れる。方位盤のある頂上。下りも急降下し沢筋を下りつくと、茅葺屋根ぼたん鍋の「いわや」の横に出る。





2班も写真あげときます。皆さん、楽しく登りました。


2023年11月5日日曜日

大崩山

 ■コースタイム

11/3 6:30登山口──7:05大崩山荘──7:40湧塚分岐──9:15袖ダキ──9:50中湧塚──10:35上湧塚──11:55大崩山12:10──12:30坊主尾根分岐──12:50トラバース道分岐──14:55大崩山荘──15:15登山口

11/4 9:45鹿川キャンプ場──10:45鉾岳スラブ──11:10パックン岩──11:50鬼の目登山口──12:50鬼の目山──13:45鉾岳入口──13:55雄鉾岳──14:30雌鉾岳──14:45鉾岳入口──15:25スラブ入口──16:00キャンプ場

11/5 6:55登山口──7:38滝分岐──8:50行縢山9:05──10:04滝分岐──10:23登山口


■感想

11/2、4人は八幡浜から臼杵に、1便早い23:50のフェリーで渡った。

11/3、登山口で、1時間半くらい仮眠して出発。大崩山荘にトイレがある。しばらく行くと渡渉があり、女性軍は滑って苦労していた。湧塚を全てクリアして大満足だった。昼飯をたべていると、見たような顔に遭遇した。「高松労山」の加藤さんたち4名だった。キャンプ場も一緒だったので、夜、宴会で盛り上がったのはいうまでもない。大崩山の頂上は平凡だったが、見晴らしは最高だった。坊主尾根は梯子の連続だった。鎖のトラバースは緊張した。

11/4は、雌鉾岳の緊張感に尽きる。スラブの壁を登る、クライマーたちが多数いた。私たちは一般ルートで岩の上に登ったが、立ち上がれなかった。若干1名は平気な人がいた。下りはへっぴり腰で、不格好な自分だったが、それどころではなかった。キャンプ場で飲んでいると、「山の子」の太田さん達3人が来た。偶然の再会にビックリした。徳島、香川、愛媛で盛り上がった。山の子の大崎さんと下岡さんは、鉾岳のスラブを登ったようだ。尊敬する。

11/5は、Mさんと2人で登った。日本の滝100選に選ばれている「行縢の滝(むかばきのたき)」も水量が少なく、迫力がなかった。10人くらいの登山者に会ったが、標高が低いので危険個所もなく、平凡の山だった。あとの2名は、高千穂峡を堪能したようだ。(片岡)

宮崎県の大崩山(おおくえやま)は九州百名山で最難関らしく、下ワク塚、中ワク塚、上ワク塚の岩稜帯が、すごくカッコよかったです。
下りも梯子が、続き数えてなかったのですが、20~40ヶ所あったと思います。下りの核心部は、ここかなと思います。
2日目の鉾岳は思った以上に迫力があり、頂上は曲線の丸い岩の上で、生きてる!って感じでした。最近注目のパックン岩です。
高千穂峡

2023年11月2日木曜日

雪彦山地蔵岳東陵

 ■コースタイム

賀野神社8:37──10:15地蔵岳東陵とりつき──15:24地蔵岳──16:37賀野神社

■感想

マルチピッチ初級の雪彦地蔵岳東陵は、ロープ7回分の登りで、日本登山隊系では230m分のクライミングルート。一度行ったことのある人と行ったのですが、しっかり道に迷い、岩場でも意外と時間がかかり、東陵終了後に他の岩場で遊ぶ目論見はまったく果たせなかった。しかし、久しぶりのマルチピッチは高度感のある場所で、ロープをいじり倒して景観を楽しみながら登攀できました。岩の雰囲気も程よく、痛くもないけどしっかり摩擦が効く。雪彦はヒルが多いらしいですが、さすがに11月にもなるとノータッチでした。

なお、ネットの情報ではボルトがあまり打たれていない、という前情報でしたが、体感的にはまずまずありました。もちろん、傾斜の緩い場所はほとんど見つからず、全体としても古いハーケンとリングボルトだけの場所もあります。しかし、ハーケンはしっかり効いていて、それなりに安心感ありました。念のためカムも持っていきましたが、随所に効かせやすい場所があり重宝しました。(小田桐)


東陵序盤
初心者には気持ち悪い中盤のトラバース

最終盤。ちょっとしりごみしそうな傾斜。実際は写真で見えていない傾斜の緩い場所を登りました。

2023年10月22日日曜日

笹ヶ峰・ちち山

 ■コースタイム

御所の郷P6:30──9:20林道登山口P9:35──11:30笹ヶ峰頂上11:45──12:25ちち山(昼食)12:55──13:40笹ヶ峰13:45──15:10P15:25──18:00土成

■感想

藍住文化セ駐車場が進入止めにより、土成御所の郷を出発点とした。天気快晴の中、あえぎ、急登を過ぎて、ブナ、ダケカンバ、カエデが紅葉、黄葉。森林限界を超えると笹原が広がり、紅葉コメツツジがサンゴの様。渋谷リーダー欠席で残念。天野が代行。(天野)

ブナの巨樹
カエデ:赤、ダケカンバ:黄、
クマザサ:緑、信号機と同じ
森林限界1600mを越えて名にし負う笹原の中を行く。寒風山、伊予富士、冠山、平家平など四国山脈の主要峰を望みつつ青空に向かう。
頂上直下、コメツツジの紅葉
頂上一等三角点
ちち山(右)へ向かう

2023年10月11日水曜日

月山

 前日も楽々、徳島出てその日の内に蔵王。69座目。雨と風でお釜見られなかったのが残念。月山も3回目で、やっと月山の全貌が見渡せた。でも、頂上はやっぱりガスの中。紅葉がきれいだった。翌日の栗駒山は残念。神の絨毯はお預け。次あるかどうかわからない。(島)

月山の紅葉写真
頂上はガスっていたが一瞬晴れて池塘が現れた
頂上です

おまけ

2023年10月8日日曜日

涸沢

 ■コースタイム

<10月7日>上高地BT8:11──9:06明神館──10:05徳澤園──11:09横尾山荘──14:37涸沢ヒュッテ(泊)

<10月8日>(日) 涸沢ヒュッテ6:59──9:24横尾──10:27徳澤11:08──11:52明神──12:34上高地BT

■感想

前日よりの雪でどうするか迷いましたが、行きました。涸沢まではすいすい行けました。翌日は雪が10センチ、しかも凍結。冬装備でも奥穂、北穂方面は諦めて下さいと、夕食の席で長野県警の方が懇願されておりましたので、中止としました。残念ですが、来夏にしましょうかと。この日の小屋泊は満員。テントも500か600ぐらいかと。展望デッキには、ダースベイダーも現れて楽しませてもらいました。紅葉も雪との三段紅葉は珍しく良かったです。また、来年こそ登頂だ。(木村・二)

河童橋の天気は快晴。翌日8日の12時頃は動けないほどの人、人、人でした

雪との三段紅葉がすてきです

2023年10月7日土曜日

槍ヶ岳

 ■コースタイム

横尾山荘出発7:00──9:00槍沢ロッジ──9:50天狗池分岐──天狗池手前

■感想

いいお天気で雪が溶け、もう少し近くまで行けそうでしたが、次の日雨で凍ると下山できなくなる事や、上高地のバスターミナルまでの時間を考慮して、今回はこの写真が槍に一番近づいた所になりました。槍ヶ岳山荘は、天候のためのキャンセルは、前日でも無料でキャンセルさせてくださいました。前日から救助ヘリや緊急車両、猿の群れが、緊張感を高めました。(宮武)



2023年10月5日木曜日

涸沢

涸沢のテントの灯りの一つになりたい!

長年の夢を実現すべく行ってきました。4日午後から天気は悪化。涸沢1泊を覚悟して行きました。紅葉と青空の絶景も、星空も無数のネオンのようなテントの灯りもなく、モルゲンロートも夢のまた夢・・・でしたが、負け惜しみでなく十分楽しんできました。

■コースタイム

<10月4日>上高地バスターミナル7:07──8:45徳沢──9:50横尾──11:27本谷橋(1,782m)──13:10涸沢ヒュッテ・テント泊

<10月5日>涸沢ヒュッテ下山開始7:40──8:55本谷橋──10:00横尾──10:50徳沢──12:15河童橋──12:30上高地バスターミナル

■感想

3日22時過ぎ自宅を出発。神戸辺りからずっと雨。雨雲と一緒に移動していたのか?!バタバタとうるさいほどの雨音を聞きながら走る。あかんだな駐車場も雨ザーザー。車中にてカッパ、靴着用。

上高地~横尾は、時々晴れ間が覗くが曇天。明神館でカッパを脱ぐ。登山道は水たまり多数。行きかう登山者多く、譲り合い。横尾にもテント多数。晴れてきたと思うとザーザー降り、休憩&雨宿り。また晴れてきたので出発。ここまではあまり苦も無く歩けた。雨が降ったあとなので、涸沢の水不足は解消されていると思いつつ横尾で水を追加。

横尾~涸沢は時折青空。梓川の美しさと、光る屏風岩に感動しつつ登る。屏風岩の裾野は黄色く色づいて美しい。本谷橋を渡り、2,000m越えるあたりから風が出てくる。雨もポツポツ降り始めカッパ上を着る。色づき始めた山々が美しく足が止まる。常念岳が見えた。向こうは晴れている。ゴツゴツの道をどんどん登る。登り下りの登山者多数。思うようには歩けない。

涸沢では、穂高方面はガスって見えない。ナナカマドがまだ赤くなってないせいか全体に黄色っぽい。それほど寒くなく山シャツ2枚とカッパで十分。テント少ない。場所選び放題。ゴツゴツの石の上に張るのでクローズトセルとエアマット両方を持参した、寝心地優先とコンパネ借りる。夕方、雨降り始める。朝まで暴風雨。テントを叩く雨音がすごくて眠れん!と思ったが21時頃から眠ったらしい。4時半のアラームも止めて、6時過ぎまで寝ていた。

風雨がおさまったのを見計らってテント撤収。下り始め、雨はポツポツ。少し下ると本降り。それでも登っていく登山者は前日より多く、テント泊装備の人も多数。上高地目指して雨の中ひたすら歩く。河童橋に着くとホッとして、おやきと牛乳を買って食べていて、12:30発のバスをタッチの差で逃す。上高地は嵐。バス待ち30分の間に暴風雨。ここで初めて凍えた。平湯バス乗り場のすぐ隣の、ひらゆの森はとても気持ちのよい湯。痺れていた手足が生き返った。(越智)


テント少ないけど、その一つになれて満足


2023年10月2日月曜日

剣山

 やっと快適な山行時期になりました。今日は一日天気良く、見ノ越13℃。剣山ヒュッテ8℃、快適でした。ナナカマドも少々色づいていました。温かい飲み物登場ですね。(島)



2023年9月30日土曜日

四国カルスト

 ■コースタイム

藍住5:00─(高知回り)─8:50天狗ノ森登山口P9:00──9:45天狗ノ森──10:00姫百合平10:30──11:10黒滝山(昼食)11:40──12:40大引割、小引割13:00──ヒメシャラ並木──13:40分岐──14:05ツリフネ群落──14:25天狗高原との分岐──15:00登山口

■感想

今日は晴天のはずと、やっとカルスト台地の高原を見ることが出きる!と期待して、早朝真っ暗な中出発。高速で少し雨に会うが、いつのまにか止んだ。セラピーロードと紹介され、登り口にはチップを敷いている。足元柔らかで気持ちも弾む。自然林の中の小道を進む。脇にはシロヨメナ、アザミがたくさん。森林の中なので陰になり涼しい。石灰岩に苔がついて気持ちが和らぐ。花もたくさん咲いていて、ゆっくり写真も撮れた。山のピークとは思えない黒滝山を過ぎるとヒメシャラの大きな木、細い木など並木道が続く。7月にはたくさんの白い花を咲かせるだろう。大引割、小引割は、第四洪積世(100万~2万年前)の隆起に伴う地殻変動により、大きな亀裂が2本平行に入った天然記念物だそうだ。帰りは分岐からトラバる横道を進む。ピンクのツリフネソウの大群落があった。

登山口に戻ってから、五段城の下道をドライブする。広大な石灰岩の高原。たくさんの人がいる。石灰岩の中もハイキングしているグループもたくさん。姫鶴平に車をとめて、キッチンカーのミルクアイスを食べる。今日はここでライブがあるらしく、テントもたくさん張られている。ここは星がきれいに見れるところで知られているそうで、天狗荘は来年まで満室らしい。ここで星降る夜、テント泊するのもいい。帰りは松山廻りで、久万高原町、砥部町を抜け帰った。(島)

ヒメシャラロード
カルスト台地
大引割