2024年2月28日水曜日

雲早山

 ■コースタイム

駐車8:08──8:54登山口──9:47分岐──10:02頂上11:06──11:52登山口──駐車12:37

■感想

道路は、雪、凍結なし。道脇やトンネル内にはツララあり。雲早隧道の200m手前に駐車。林道の土は凍っていた。落石多数。2人掛かりでやっと除けられるような大きな石も。土須峠から少し登り、左へ曲がる所は右側が崩落していた(人は危険なく通れる)。

登山口から薄っすら雪。1300m辺りから小さな霧氷。登るにつれ、足元の積雪も霧氷もしっかりしてくる。稜線に出ると風が強かった。青空と霧氷が素晴らしい。狙って行ったのだが、まさに雲早日和。頂上から高丸山、高城山、矢筈山、石立山、遠くは那岐山が見えた。大山はアプリで確認してこれかな、という程度。

山頂で昼食。風も弱まってきて、暖かい日差しの下、ゆったりとできた。気温が上がって、霧氷も透明になったり落ちたり。登りはやや滑りやすかった所も、雪が緩んで歩きやすくなっていた(3名は下りのみチェーン、軽アイゼン装着)。出会った登山者1名。(越智)


昨日の強風で発達した霧氷は長いものだと10cm超え


2024年2月24日土曜日

大山

 ■コースタイム

川床屋5:25──5:55大山神神社──6:18林道──6:55下宝珠越──10:30上宝珠越──10:50元谷小屋・昼食──13:20宿

■感想

酒の残った体で、デコランを着けて出発した。下宝珠越までは前のパーティのつけた足跡をたどって、谷筋を直登した。尾根に出ると、雪が少ないせいか、灌木の枝にアイゼンをひっかけて苦労した。枝を踏み越えるたびに足がつりそうになった。先行者も苦労したようだ。春来た時のルートと違うことに気が付いた。雪崩を用心して谷ルートを避けて道のない尾根ルートを登っていた。右側が切れ落ちていて緊張した。

上宝珠越で、剣ヶ峰をあきらめ、三鈷峰に行くことに決定した。少し行くと雪面のトラバースあり、ザイルを張り3名が渡る。しかし、帰りを考えて引き返すことに決定した。ザイルを後続の「神戸労山8人」に使ってもらい、撤収した。上宝珠越からは、「神戸労山」のトレースを使って元谷に下った。急坂だったため、ピッケルを打ち込み、アイゼンを蹴り込んで、後ろ向きに下りた。かなりの距離で神経を使った。

元谷に降り着くと北壁が美しく輝き、いやしてくれた。弥山尾根、弥山、六合避難小屋に登山者を確認した。元谷小屋で昼飯を食べ、神社で、無事下山のお礼をした。賽銭は、今度の機会に持って行きたい。雪が少なければ、藪漕ぎになることを認識した。(片岡)

元谷下降中


2024年2月18日日曜日

勝賀山・堂山


■コースタイム

佐料登山口8:38──8:55猫びたい──9:12勝賀山9:51──10:01猫びたい──10:29赤子谷三角点──10:47赤子谷──12:46綱敷天満神社登山口──13:08龍王宮(展望台)13:20──13:35堂山302──14:04綱敷天満神社登山口

■感想

勝賀山はかつて山頂に山城があり、急勾配を活かした造りと土塁に囲まれた難攻不落の城だったらしい。なので、登山道は急登の連続。《馬がえし》と名前の付いた坂もあり、登りは苦労した。頂上に着くと、勝賀城跡保存会の方にぐるりと説明をしていただき、いつもよりゆっくり景色と歴史のロマンを堪能。

頂上を後にして猫びたいまで戻ると、今度は赤子谷に向かって進む。こちらは歩きやすい緩やかな下りで、暖かな陽気もあり、楽しいハイキングコースだった。赤子谷に下りると舗装道路に出て、袋山に向かって歩き出したが時間的に厳しくなり、袋山は断念して昼食のうどん屋さんへ。

昼からの堂山は地元の人たちに親しまれているらしく、小さいお子さん連れの親子から90歳を超えた年配の方まで、たくさんの人たちにお会いした。龍王宮の展望台で高齢のご夫婦との会話が弾み、ここでものんびり。

無線鉄塔のある標高302m地点まで登り、来た道を引き返して今回の山行は終わった。途中、梅やスイセンなどの花が咲いていてほっこりすることも。今回の山行は少し予定より早く帰ることができ、山も楽しめ、うどんも堪能できて本当に楽しかった。(張)

龍王宮


堂山登り
勝賀山
堂山展望台のヤマガラ


2024年2月12日月曜日

武奈ヶ岳

 ■コースタイム

坊村登山口9:15──12:03御殿山──12:20ワサビ峠──13:03武奈ヶ岳──1120m辺り(昼食10分)──13:45ワサビ峠──13:52御殿山──15:22登山口

■感想

京都東ICを下りて、湖西道路を走っている時は晴れていたのに、山が近づくと小雨。山の方は白く雪が降っているのがわかった。葛川市民センターに駐車し、小雨の中、身支度。登山者は多く、次々と準備して出発していく。登り口は、明王院という雰囲気の良い寺院の、赤い橋を渡った所。

初めは杉林の中、まずまずの登り。500mを超えると、雪と土のミックス。滑りそうだが、そのまま慎重に登る。680m辺りでアイゼン装着。小雪が降る中登る。下山してくる登山者は、山頂は真っ白で強風だったと言う。午後から風がややおさまり、天気も回復する予報に期待して、小雪の中登る。木の枝々に雪が積もり美しい。踏みしめる雪の感触も気持ちいい。これが青空だったらどんなに綺麗だったろう。

登るにつれ、風が強くなる。御殿山1097mで12時過ぎていたが、風を避ける所もなく、写真を撮り8分程で出発。ワサビ峠へ約50m下りまたそこから登り。上の方は白く、山頂は見えない。続々と下山してくる人に、もうすぐですか?あと何分位?など皆問うていた。

空腹で疲れてきた頃に、武奈ヶ岳山頂に着く。もちろんガスって眺望なし。「わぁー琵琶湖見えるー!」などと冗談を言う余裕はあった。東側に雪庇が出来ていて、踏み抜いて落ちて遊んでも危なくない斜面があったが、皆そそくさと下山態勢。私は、時々雪にダイブしたり、シリセードしたり遊びなら下る。あまりの美しさに写真をたくさん撮ろうとするが、指先が冷たくてスマホが感知してくれなくなる。

1120m辺りで立ったまま昼食を詰め込むと皆元気になり、御殿山への登り返しの足取りが速くなる。途中からぬかるみドロドロ。帰りに、琵琶湖の東側のピエリ守山で温泉に浸かりながら比良山地を眺めるが、上の方は雲に包まれていた。琵琶湖バレイは見えていた。四国には殆ど雪のない冬、気持ちの良い雪を満喫でき皆満足していた。(越智)


小雪降り止まぬ中、御殿山へのやや急な登り
雪のついた木々が美しいが写真だと伝わらない
なかなか手ではまとまらない雪
雪だるま作りメーカーで遊ぶM氏

2024年2月11日日曜日

堂が森

 ■コースタイム

6:30貞光──8:40保井野──10:20空池──11:40稜線分岐──12:15堂が森12:20──12:25分岐─途中昼食─14:02相名峠──14:44分岐──15:00保井野

■感想

最後の集落を過ぎると、道幅が狭くなる。短い距離だが、運転が嫌な道路だ。駐車場は広い。簡易トイレがある。1台も止まっていない。牧場跡を横に見ながら登ると、清滝山への分岐がある。帰りは、相名峠経由でに帰ってきた。空池までは長く感じた。雪があり、滑りやすい道だった。梯子が連続しており、下りは、滑りそうだった。

小雪がちらつき始めた。稜線に出ても何も見えない。面河ダムが何とか見える。「天くら」はCだったので風が強いと覚悟して行ったが、さほどでもなかった。それでも寒い。堂が森までの登山道は、ジャカゴなどで補修されていた。

山頂では、写真を撮り早々に引きあげる。時間が12時を過ぎていたので、愛大小屋をあきらめ引き返す。途中、風がない所で昼食をとった。登ってきた道は滑りやすかったので、相名峠を回って帰ることにする。梅ケ市に行く登山との分岐が分かりにくかったが、ヤマップを使って入口を探した。テープが二重に巻いてあった。ルートは、国地理院の地図とは、大幅に違っていた。相名峠からは、相方がスムーズに飛ばす。予定より、早く保井野に着いた。(片岡)

雪景色
堂が森の頂上

小豆島・拇岳・赤いクラック

 ■コースタイム

拇岳赤いクラックとりつき点8:40──11:00拇岳山頂──11:30駐車スペース

■感想

年始に敗退した拇岳に再訪。今回は人数減らしてとりつく。前回の復習もかねてトップを二回、フォロー二回。もう一人はすでに拇岳のクライミングルートはこなしているので、難しい場所はトップをやらせてもらった。敗退した年始の1月4日と同じく暖かい。そして60mほど上がった辺りから同じように風が吹いてくるが、3カ所ほど、人口登攀も交えながら前回とうってかわって2時間半で登頂してしまい、ちょっとあっけなかった。

フェリーまで時間があったので、小豆島の北東にある吉田の岩場で少し遊んでいく。ザラザラの花崗岩の岩場で、関東にいた時代にさわったことのある岩質でとても懐かしい。このあたりの景観はクライミングをやる人にとっては本当に素晴らしい。吉田の岩場もいつか再訪したい。(小田桐)