2023年4月23日日曜日

赤星山

 ■コースタイム

藍住6:00──8:00野田登山口──8:42機滝──8:50布引滝──9:00玉簾──10:00千丈ヶ滝──11:48山頂12:30──15:22野田登山口──16:30藍住

■感想

登山口駐車場はほぼ満杯。最後の1台で何とか駐車できた。

登山口すぐにある橋は鉄橋で丈夫だったが、それ以降は丸太の上に板を打ち付けている橋が続き、丸太が朽ちていそうで恐る恐る渡った。

機滝、布引滝と美しい滝が現れるたびに滝つぼまで下りて写真撮影。玉簾は苔の間から水滴が玉のように流れ落ちて、思わず歓声が上がる。千丈ヶ滝コースを取り、千丈ヶ滝ではつつじと滝の絶景に見とれる。

ずっと登りだった上にそこからが急坂で、ゆっくり登って、大勢の登山者でにぎわう山頂に着く。思っていたよりカタクリが少ない。登山者が多すぎて、踏みつけられて減少しているようだ。

きつい山だったが沢が美しく、花の種類も多くて人気がある山だった。(内藤)

機滝(はたたき)
布引滝
玉簾に見とれる
千丈ヶ滝、つつじと滝の絶景
山頂間近
山頂からの瀬戸内の眺め
西には法皇山脈が続く
減少したかたくり


2023年4月20日木曜日

鉄砲石川杉谷

 ■コースタイム

面河第二駐車場8:54──9:34杉谷入渓点──12:48脱渓──14:36鉄砲石川──15:30面河第二駐車場

■感想

沢はじめ、鉄砲石川支流の杉谷を遡行。そこまで濡れないがかなり滝続きで、面河渓谷同様滑る場所が多く、場所によりホールドスタンスがはがれるので緊張。小さめのゴルジュを数個こなしたら、そのあとはナメ滝とトイ状滝が数えきれないほど続く。中盤以降は滝がいくつもくっついていて50m以上連なっているところが何か所も出てくる。

後半は傾斜が緩むが、源流部は側壁が立ってきたので、側壁が立ってくる前に尾根に逃げて下山。尾根は藪交じりの場所も多く、多少難儀する。地形図から受ける印象よりも尾根が細い場所も出てきてわかりづらく、最後の鉄砲石川に下降する場所は少しルーファイしっかりやらないとひどい目にあいそう。

下山後の鉄砲石川の下降は素晴らしい景観で、良いご褒美になった。

同行者が岩を登れる人だったのでロープは出さなかったが、5ヵ所くらいは出した方がよさそうな場所があった。非常にストイックに登攀できた。(小田桐)

ナメ滝
滝が多すぎて覚えられない
後半はちょっとガレ気味


2023年4月9日日曜日

ユートピア避難小屋

■コースタイム

大山第4駐車場9:45──11:09下宝珠越──11:58中宝珠越──13:23ユートピア避難小屋13:46──16:21大山第4駐車場

■感想

もともと振子沢からユートピア避難小屋に向かうつもりが、現地にてこのあたりに詳しい方にルート変更を勧められる。実力不足に見られてしまったようだ。おとなしく大山寺から三鈷峰まで行ってみる。

序盤、谷沿いの道なので石が多く急斜面で疲れるが、周囲はブナが多くてきれい。

道中、大山の北壁と三鈷峰の方から、落石の音が聞こえてくる。音は、北壁が見えている場所ではずっと聞こえていた。山の特徴を耳で体験することはないので新鮮。雪で映える北壁の風景には見入ってしまう。

道に雪はほとんどないが、中宝珠越を過ぎた谷沿いと、ユートピア~三鈷峰をつなぐ稜線直下の谷筋に出てくる。

雪渓の通過は、一か所は谷の直上。もう一か所は稜線直下で、谷筋のトラバースが5本程。この時期独特の雪質のせいかジャリジャリと、意外と滑るのでピッケルで確保しながら通過。アイゼンも使った方がより安全。

予定時間は過ぎたものの、なんとかユートピア避難小屋までは到着。比較的平らな周辺の景色が、四国の外を実感させる。

下りに1名、谷筋を滑って20m程落ちてしまったが、木にひっかかって事なきを得る。雪渓の通過は下りのほうが怖い。

帰りに、鳥取産の大豆で作った豆乳を飲んでから帰る。テクニカルな場所もあり、面白いルートだった。(小田桐)

雪渓直上中
時間が本当にギリギリで行けなかった三鈷峰
このあたりの雪渓通過は面白い◎いや、面白くない人もいる


勘場山、権田山、中内山、折宇谷山

■コースタイム

県道7:36──8:24林道進入禁止ロープ地点──9:08登山口──9:45分岐──10:13勘場山──10:42分岐──11:02権田山11:17──11:44中内山──12:11折宇谷山12:23──12:44中内山──13:07権田山──13:25分岐──13:52登山口──14:18林道ロープ──15:00県道、(歩行距離16.8km)

■感想

四国100名山の、権田山あたりに行ってみたいと計画。県道295号線は昨秋の定例山行の時よりも落石多く、車から降りて石をのけた所もあった。勘場谷橋を渡り林道に入るも約300m進むと道の真ん中にひと抱えもある落石。引き返して橋の近くに駐車。ここから林道を歩くことにした。

とにかく落石箇所多く、崩れてきた大小の石が道を半分以上埋め尽くしている箇所もあった。進入禁止のロープの手前の広場に駐車したという昨年11月頃までのYAMAPの記録を幾つか見たが、今はとても無理。そこまで約3km、約50分を要した。

まず、勘場山と権田山の分岐の稜線を目指して登る。林道がジグザグと続いており、登山道は分断されて全くわからない。林道を歩きに飽きたので、杉林や皆伐跡を適当に登った。ショートカットしたつもりだったが、少し迷ったため時間的には短縮できなかった。

約40分でやっと登山口の標識を見つける。その手前はごっそり崩落している。ここから稜線まで所々テープはあるが、踏み跡なし。冷え込んでいたので、霜柱がそこここにあった。

稜線に出てると展望が開け、爽快。剣山、次郎笈はもちろん、一の森ヒュッテもよく見える。大きな岩があり、そこが分岐。勘場山まで走っていけるかと思ったが、それほど足もとは快適ではなかった。石立山の捨身ヶ嶽がくっきり。遠くは三嶺、高城山も確認できる。

分岐まで引き返し、ここから権田山、中内山、折宇谷山の縦走。50m位のアップダウンの繰り返し。立派な枝ぶりの大ブナと、剣山方面のパノラマを見ながら歩く。三嶺のもっと西に、尖った山頂が小さく見えたのが天狗塚だろう。稜線なので問題ないが、踏み跡は殆ど確認できない。

権田山の頂上のすぐ西に、夫婦ブナと呼ばれる大きなブナがある。まだ新芽は固く、緑の葉が風にそよぐ頃にまた訪れてみたいと思った。

中内山も権田山に似て山頂がなだらかで、ブナやダケカンバなどがある。あちこちで鳥が鳴いていた。

折宇谷山まではやや細尾根を歩く。山頂で掲示板への書き込みをし、下山のことを考えていると周囲をよく見もしないで下り始めてしまった。

帰り道、アナグマかなと思われる動物に遭遇。土をほじるのに夢中で、こちらになかなか気づかず。シッポが太くフサフサしていた。

林道から勘場谷川向こうに、ツツジのピンクがあちらこちらに見えていた。落石箇所は怖いので、小走りに下って帰った。山中で誰とも会わず。(越智)

落石箇所
権田山の夫婦ブナ
一の森から三嶺の稜線


2023年4月1日土曜日

大川山(だいせんざん)

 ■コースタイム

藍住6:00──7:20柞野登山口駐車場(まんのう町造田)7:45──9:05展望台9:15──10:10県境10:20──11:00大川山11:30──13:45駐車場

■感想

藍住ICから美馬ICまで高速道。国道439号をまんのう町へ。天川神社付近から南に、細い舗道を行く。きれいに整地された段々田の奧に、駐車場とトイレがある。10台くらい駐車できる。案内看板、水道もあり、地元が注力している様子。地名はまんのう町造田であるが、柞野(くにぎの)登山口という。

竹林から取り付いて、南西に斜上する登山道柞野道を行く。桜の白い花弁が道に落ちているので上を見ると、樹林の上方に山桜が咲いている。尾根に出ると、北からの江畑道と合流し南に向かう。展望台からは、北側のさぬき平野が展望。象頭山、まんのう池、飯野山・・・。近くの中寺廃寺跡まで案内標識がある。

753m三角点をトラバースすると、綺麗なバイオトイレがある。林道を行くとコンクリートの急坂になる。喘ぎながら南東方向に登りきると、県境稜線に出る。ここにも駐車場とトイレがある。すぐ南にビニールハウスが数個。今は作物は見当たらぬ。昨年秋にはイチゴがあった。後から上がってきた3人がここで先を行く。トレラン風。

緩い県境尾根を東へ行く。948m三角点を通過し、最後の急登100mをこなして、頂上大川神社の裏に出る。1042m三角点は、神社裏境内にある。

神社前広場で昼飯。下界は20℃ながらここは12.3℃くらいで涼しい。横に、赤屋根バンガローが数棟建っている。女性1人、琴南公民館から来た人とすれ違って下山した。(天野)

大川山頂上三角点1042.8m