■コースタイム
県道7:36──8:24林道進入禁止ロープ地点──9:08登山口──9:45分岐──10:13勘場山──10:42分岐──11:02権田山11:17──11:44中内山──12:11折宇谷山12:23──12:44中内山──13:07権田山──13:25分岐──13:52登山口──14:18林道ロープ──15:00県道、(歩行距離16.8km)
■感想
四国100名山の、権田山あたりに行ってみたいと計画。県道295号線は昨秋の定例山行の時よりも落石多く、車から降りて石をのけた所もあった。勘場谷橋を渡り林道に入るも約300m進むと道の真ん中にひと抱えもある落石。引き返して橋の近くに駐車。ここから林道を歩くことにした。
とにかく落石箇所多く、崩れてきた大小の石が道を半分以上埋め尽くしている箇所もあった。進入禁止のロープの手前の広場に駐車したという昨年11月頃までのYAMAPの記録を幾つか見たが、今はとても無理。そこまで約3km、約50分を要した。
まず、勘場山と権田山の分岐の稜線を目指して登る。林道がジグザグと続いており、登山道は分断されて全くわからない。林道を歩きに飽きたので、杉林や皆伐跡を適当に登った。ショートカットしたつもりだったが、少し迷ったため時間的には短縮できなかった。
約40分でやっと登山口の標識を見つける。その手前はごっそり崩落している。ここから稜線まで所々テープはあるが、踏み跡なし。冷え込んでいたので、霜柱がそこここにあった。
稜線に出てると展望が開け、爽快。剣山、次郎笈はもちろん、一の森ヒュッテもよく見える。大きな岩があり、そこが分岐。勘場山まで走っていけるかと思ったが、それほど足もとは快適ではなかった。石立山の捨身ヶ嶽がくっきり。遠くは三嶺、高城山も確認できる。
分岐まで引き返し、ここから権田山、中内山、折宇谷山の縦走。50m位のアップダウンの繰り返し。立派な枝ぶりの大ブナと、剣山方面のパノラマを見ながら歩く。三嶺のもっと西に、尖った山頂が小さく見えたのが天狗塚だろう。稜線なので問題ないが、踏み跡は殆ど確認できない。
権田山の頂上のすぐ西に、夫婦ブナと呼ばれる大きなブナがある。まだ新芽は固く、緑の葉が風にそよぐ頃にまた訪れてみたいと思った。
中内山も権田山に似て山頂がなだらかで、ブナやダケカンバなどがある。あちこちで鳥が鳴いていた。
折宇谷山まではやや細尾根を歩く。山頂で掲示板への書き込みをし、下山のことを考えていると周囲をよく見もしないで下り始めてしまった。
帰り道、アナグマかなと思われる動物に遭遇。土をほじるのに夢中で、こちらになかなか気づかず。シッポが太くフサフサしていた。
林道から勘場谷川向こうに、ツツジのピンクがあちらこちらに見えていた。落石箇所は怖いので、小走りに下って帰った。山中で誰とも会わず。(越智)
落石箇所権田山の夫婦ブナ
一の森から三嶺の稜線
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