2023年5月28日日曜日

子持権現

 ■コースタイム

9:00瓶ヶ森駐車スペース──10:35鳥越の岩──10:55巨大な岩──14:30子持大権現──16:15瓶ヶ森駐車スペース

■感想

歩き始めは、石畳の整備された道。一面の笹原越しに、石鎚山を望みながらのなだらかな下り。

歩き始めて20分、明るくひらけた空間に大きな甌穴(おうけつとは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴。ポットホール、またはかめ穴ともいう。)があった。瓶つぼというらしい。珍しい風景だった。

そこからさらに進むと、整備されてない山道へと景色が変わってきた。足元も悪くなり、滑らないように確実に下る。

スタートから1時間半で、下り通しであった道中も終わり、林道をトラバース。沢を3つほど横断し、20分ほどで大きな岩下に到着。ここで、少し早い昼食を取る。

20分ほどで休憩を終え、そこからは登りであった。なかなかの急登に所々の鎖、メンバー3者3様の様子である。3時間半登り通し、気付けば頂上。頂上から望む周囲の山々はガス模様であった。

帰路には子持権現の有名?な鎖場があるが、足元が滑る為、ビレイをとりながら慎重に下りる。各メンバー共にスリルを感じでいるようであった。

普段あまり行かないような山に新鮮さを感じながら、山行を終えた。(西岡)

一面の笹原越しに石鎚山
瓶つぼ


やっと頂上。しかし下りにも難儀
鎖場は落石がとても多い、沢登り以上にヘルメットが活躍する


2023年5月21日日曜日

四国ブロック交流ハイク

 5月21日、3年ぶりの四国ブロック交流ハイクが、高知の越知町横倉山(よこぐらやま)であり、四国四県の100名が晴天の下、集まった。

久しぶりの懐かしい方々に会うことができ、皆笑顔!

あすなろでは一昨年の12月に歩いたほぼ同じルートを、15~17名バラバラに班を作り、なるべく交差しないように5分ずれて出発して歩き出す。

すでに大勢の参加だと聞いていたので、徳島は小声で募集をし6名参加。愛媛も同じ。香川は52名。主管高知は36名、総勢100名の仲間達。

花は名前がわからないものもたくさんあり、画像を持ち帰って調べる。朝ドラのトップに出るジョウロウホトトギスは、牧野富太郎がバカ試しの岩場を下りて発見したものとのこと。

他にヨコグラノキなど、命名されたものも多数ある。杉原神社では、ムササビとモモンガが夜飛び交い、夜の観察会もするのだとか。

杉の上の方にヤシャビシャクが寄生しているとか。この班は、なんと越知町のガイドさんで、紛れ込んで聞いていた。

何とか、100名が同じところを交差しないように高知県連の方が良く考えてくださり、楽しい時間を過ごすことができた。

来年は愛媛県なので、どこでしようと思案中の太田さんでした。楽しみです。

女性交流会でもお会いした方に声をかけていただいたり、高知県連の理事長中田さん(すっかりひげ面に)、山行部長の奥大さん、事務局長の足立ちゃん、私の班の岡部さんら多くの方々に支えられ、盛会に充実した一日を過ごすことができました。(島)


2023年5月20日土曜日

白髪山

高知県のガイドブックでは登るのが簡単みたいなので、急遽決めて行ってきました。

林道はダートで、入口から2kmくらいのトイレの残骸があるところに駐車して、林道を歩きました。

樽滝を見てしばらく行くと、山崩れで林道がなくなっていました。赤ペンキの矢印を信じて迂回の林道を進み、途中尾根に取り付いて、地図にある横道を目指してスズタケ、いばらをかき分けて進みました。

何とか横道に着いてほっとしましたが、また途中で道がなくなりました。何とか登山口からの道に合流して、頂上に着いたのが2時過ぎでした。

下山は、滑って苦労しました。崩壊地を巻くことに決めて、従来の登山口に降りました。

崩壊地も神経を使いましたが、何とか通過できました。9時間行動になりました。高知県連には、ガイドブックの訂正、ルート変更を求めたい。初めてのルートは、下見が必要なのを痛感しました。(片岡)


2023年5月11日木曜日

西三子山の桃源洞

 ■コースタイム

9:20林道立石谷線駐車スペース──11:50桃源洞12:35──14:08林道──14:49林道立石谷線駐車スペース

■感想

15年ぶりに、観光洞ではない洞窟に入洞。あすなろの会員もすでに何名か入洞しており、比較的情報もよく手に入るのでアクセスはなんとかなると思っていた。

しかし、目印のテープをたどって尾根を下っていくといつの間にかテープが見当たらなくなり、目当てにしていた尾根を外すなどして、アプローチに難儀する。

目指していた尾根に復帰すると、しっかりテープが張られていた。

洞窟の入り口は、急斜面と岩を乗り越える必要があり、ロープも設置されている。所々にもろい石灰岩が転がっている。

洞窟の入り口は縦に5m程、内部は水滴は落ちてくるがさほど寒くはない。カマドウマやコウモリがいて、何か鳥の巣のようなものもある。

奥に行けばザラザラした鍾乳石がちゃんと発達しており。石柱まではいかなかったが、生成過程の石筍が見れた。間近で鍾乳石の表面が見られるのは、整備されていない洞窟の醍醐味。

奥の方にも、空間は通じているような場所があるが、無理やり行けば洞窟を傷めてしまいそうなのでやめといたほうが良い。

規模は小さいものの、アクセスも含めた探検感も相まって、メンバーは充実した登山(下山)だったようだ。(小田桐)


洞内ざらざら


2023年5月5日金曜日

白馬岳

 ■日程

2023年5月2日夜~5月5日(山域日程 3日~4日)

3日 猿倉から入山6:00頃──大雪渓──14:00頃白馬岳山小屋

4日 小屋発6:00頃──6:30頃白馬岳頂上──小蓮華山──白馬乗鞍──13:00頃栂池に下山

■感想

大雪渓は雪の壁でした。猿倉から1時間程度歩き、大雪渓に入り、それから村営小屋までの約6時間は雪渓を登るだけ。雪の登りのみ8時間、疲れました。登ってる人みんな疲れていました。そんな中で、大雪渓ピストンらしき強者や、スキー担いで登りスキーで滑ってまた登る人がいました。

2日間、最高の天気でした。コロナ前の年の春山は吹雪で、燕の小屋で滞留3日間。その後北アルプスに行けていませんでした。

白馬岳頂上からの剱、槍、笠、薬師などの眺めは、北アルプスにまた来られた感動で一杯になりました。栂池への下山はアイゼンなしで下れました。感謝。

小屋と、下山後のアルコール飲みながらの語らいも楽しかったです。また、北アルプスに登りたいものです。(北山)

ズームして見える黒いツブツブは人です。
たくさんの人が登りにきていました。
最強で最高の白馬岳頂上
お天気よかったですが、たくさんの雷鳥にも会えました
ほら、私たちって日頃の行いがいいからー
おまけの写真は下山後のお宿の部屋から。
唐松・五竜岳、白馬岳と白馬ジャンプ台が一望できました。
長野、大雪渓、山荘、雷鳥…
人生初をいっぱい経験しました。
大雪渓の登りは辛かったですが、登った分下るときは滑り降りることができ、最も爽快な瞬間でした。
ちなみにこちらが雷鳥との初対面
トイレを覗かれました…