■コースタイム
南光河原駐車場7:12──8:25宝珠尾根──10:32ユートピア避難小屋11:10──11:35三鈷峰──14:02元谷──15:10南光河原駐車場
■感想
もともと年明け1/4に行こうとしていた三鈷峰を、雪が解けそうなので前倒しで実施。企画者が無雪期にわざわざ下見までしてくれた、高待遇な環境で行きました。
駐車場からは一度溶けた雪が凍って滑るが、チェーンスパイクはなくても何とかなるレベル。他の登山者が夏山登山道に向かう中、全然人のいない大山寺方面へ向かう。途中九州大学の山岳部10名パーティに会っただけ。宝珠尾根まではトレースはしっかり刻まれており、傾斜は急だが踏み抜きもない。あまり寒くない。
尾根に上がってから、同行者二人はハードシェルを羽織るが、自分はシャツ二枚とフリースだけでちょうどよい程度。隊の一番後ろに付いて、トラバースも谷沿いの雪の斜面も先行者にスタンスを作ってもらいながらのんびり上がる。
上宝珠が近づいてくると北壁が見えるが、黒と白の急斜面にあらゆる凹凸がとてつもなく綺麗。場所により凹凸の雰囲気も違い、見ていて飽きない。高松労山のベテランが北壁ルートほとんど登っており、たびたび立ち止まってはルートの案内をされる。ユートピアへの谷状地形のトラバースはトレースが二つ付いており、我々は悪い方(勝間ケルンを通らず)を選び道が藪っぽい…。
風が強くなってくる中、ユートピアに到着、小屋の中は暖かくありがたい。三鈷峰へ向かうべく外に出ると、次第にガスが出てきて風向きが南から西寄りに変わり、強い。自分もハードシェルで風を防ぎながら、雪が中途半端にのっかっているちょっとした岩稜帯をこなし、20分強で登頂。短いが程よくテクニカルでおもしろい。ガスが出てくると、三鈷峰山頂から見える大山は神々しく映る。雪訓でもすべく急いで元谷に降りてみるが、雪が全然ないので諦めて帰る。景色の良い天気で、良いシーズンインになったが、暖冬なのでこの後の雪山はどうなることやら…。(小田桐)
三鈷峰までの岩稜帯
宝珠尾根から見える北壁は一部雪をかぶった土柱のように見える
ユートピア小屋付近、吹き飛ばされているためか他の場所よりも雪が薄い
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