2025年8月14日木曜日

唐松岳~五竜岳

 ■コースタイム

8/12 とくとくターミナル14:00──敦賀17:40経由──21:30魚津泊

8/13 魚津4:20──糸魚川4:55経由──6:05白馬駅──ゴンドラアダムP──7:00乗車──黒菱平8:00──9:00八方池ケルン──10:08扇雪渓──12:00唐松岳山荘──14:55唐松岳──15:40唐松岳山荘

■感想

天気は地元は曇り雨、だがテンクラは、直前A予想に変わる。が、ミストの中登る。八方池まで来たら、白馬連峰が見渡せ、池に映る。2011年のお盆には素晴らしいお天気だった(その時は鹿島槍までの縦走記録あり)。周りはずっと真っ白だが、お花がたくさんあり嬉しい。途中の扇雪渓も、少しの雪があり涼しい。霧雨なのでとても涼しい。

今年はとにかく暑いと、ペットボトル6本と、アミノバリューを1つ入れてきた。なので、荷物は8キロに。だが、涼しいから登りでは1本しか飲んでいない。つい前の暑い時に登った方は、4本は消費したようだ。

唐松山荘は本館と北館に分かれ、食堂は本館にあり、本当なら剣岳を眺めながらの食事だった。少し待っても明るくならないので、15時前に唐松岳に登る事にする。とても歩きやすく、コマクサが咲き並んでいる。雷鳥の声が聞こえるような気もする。ホシガラスがハイマツの実をくわえて飛んだ!戻って食事まで、5人区切りの蚕棚で休む。

翌朝14日は、まだ真っ白なので、ゆっくり6:25出発となった。2時間半で五竜山荘着。ちょっと明るくなって、遠見尾根が下にくねくね見える。五竜岳へは、優しい緑の尾根からだんだん石のガラガラ道になり、上は鎖場の連続。私達は荷物を五竜山荘に置かしてもらい、Aさんはそのまま背負って登る。

五竜岳のピークでは、不帰嶮から来た方や、これから行く方々と交差した。雷鳥も見た。五竜山荘で、ゆっくり食事して下ろうとしていたが、地図を見て下り4~5時間かかることがわかった。八方尾根よりは長いし、起伏もあるな、くらいに思っていたが、よく見ると長い!私とUさんは体力低下で筋肉痛が出てきて、遅々として進まなくなった。日も射してきて、五竜から鹿島槍までの稜線が見えてきた。双耳峰の鹿島槍は雲に覆われている。後ろからどんどん抜かれる。ゴンドラは午後4時半まで。それに乗れなかったら、1万円払って乗ると若者が教えてくれた。

とうとう、小遠見山で大休止する。Aさんは先に下り、Iさんが二人についてくれた。後1時間だから間に合うかもしれない!さぁいこう!と言われるが思考停止、歩行も停止中。もうお金で解決。テレキャビンに電話してくれ、半時間遅れ3千円とか。それを聞いて少し元気になる。

ここから後1時間の標識はちょっと違う。高山植物園の中を歩いていたら迷う。45分遅れとなり、ゴンドラは2人で超過金3千円ずつ払って下る。冷たいおしぼりが嬉しい。皆、間に合って下ったと言うことは、私達はどれだけ遅いのかとガックリくる。YAMAPでは、だいたい3時間くらいで山荘から下っているみたい。私達は5時間。コースタイムは4:15くらい。休みいれたらそれもありかも。(苦笑)

Aさんが先に下りて、タクシーで車回収してくれて下で待ってくれていた。だんだん暑くなったのも加わって、私は下ってから牛乳500cc、ヨーグルト飲料、麦茶と1Lはガブ飲みした。これがカンカン照りだったらと思うとゾッとする。

今夏は遭難が続々。体力に見合った山を選ぼう、とか天候が悪い時は低体温症に、天気の時は熱中症に気をつけてとか。これが現実に?二人は疲れていたが、魚津の居酒屋にも付き合い、美味しい魚で乾杯。

翌日も渋滞を考え、5時発の予定が私の寝坊で半時間遅れに。1日ずれていたら、北アルブスの景観が360度見渡せたことだろう。だけれど熱中症に気をつけねばならない。今夏は異常。行き帰り渋滞にも合わず、日程と登りやすい山を考えてくださり、感謝です。(島)


唐松岳ピーク
五竜岳ピーク
五竜岳の上の方。ガラガラ。