■コースタイム
9/22 6:30北沢峠7:00──9:15馬の背ヒュッテ9:50──10:35仙丈小屋10:55──11:20仙丈ケ岳11:50──12:50小仙丈ケ岳──14:45北沢峠こもれび山荘(泊)
9/23 北沢峠5:10──5:20長衛小屋──6:00仙水小屋──6:30仙水峠──7:50駒津峰8:05──9:35甲斐駒ヶ岳10:05──11:05駒津峰15──11:45双児山──13:00北沢峠
■感想
戸台パーク駐車場には、朝3時すぎに着いた。ネットの情報により、荷物を列に置いてバス乗車の順番を確保していくシステムだと知り、3時半に荷物を置いた。乗車券購入の列とバス乗車の列に分かれており、それぞれに荷物を置く必要があった。4時を過ぎると外で人の気配がし始め、4時半には列に並び始めた。バスのホームページの時刻表には5:45が始発だと書かれていたが、シルバーウィークで混雑しているため増便されており、5時には券売開始、その10分後には第1便が出発した。私は6便目くらいのバスに乗車することができ、ちょうど本来の始発と同じ時刻に出発できた。バスは50分ほどで北沢峠に到着し、こもれび山荘に荷物を預けてから仙丈へと出発した。
7年前の夏、初めて登ったアルプスの山が仙丈ヶ岳だった。当時、天候が悪く展望がなかったため、どこの山に行ったかさえ記憶になかった。山頂で撮った写真に「仙丈ケ岳」とあったため、当時の思い出をたどりにまた登りたいと思っていた。7年ぶりでも、北沢峠やテン場の景色くらいは記憶に残っていた。
登りは沢沿いを歩く藪沢新道を通ったが、時間帯のせいなのか誰一人と会わず、沢の音で気配がかき消され、熊に遭遇しないか不安に思いながら歩いた。馬の背ヒュッテはオーナーが女性らしくお洒落な小屋だった。馬の背ヒュッテを少し過ぎると、視界が開けて藪沢カールの景色を見ながら歩き進めた。藪沢カールを下りてくる人たちとたくさんすれ違ったが、藪沢カールを眺めながら登る今回のコースも良いと思った。
仙丈小屋に着くと、さすが大勢の人がいて、ちょうど名物らしい「無水カレー」が売り切れになった。仙丈小屋あたりから、段々と空に雲がかかってきてしまった。山頂からは標高ランキングトップ3の富士山、北岳、間ノ岳を等間隔で臨めるらしいが、私の目では確認できなかった。狭めのスペースに大勢の人で、写真を撮るのに列に並ぶ必要があった。帰り道は、向かいの甲斐駒ヶ岳を眺めながら帰った。こもれび山荘の夕食時の管理人の挨拶では、次の日の天気予報や、それに合わせてどのルートを通るのがおすすめか等、豊富な知識を聞かせてくれた。
次の日は雨が降るかもしれないということで、道の状態の悪い甲斐駒を一人で登ることを少し心配したが、状況が悪ければ引き返すとしてとりあえず行ってみることにした。山頂まで自分と同じペースで歩く人たちが何組かいて心強かった。駒津峰に着くと霧雨が降り始め、どうなることかと思ったが、すぐに止んでくれた。ガスってはいたが思っていたほど悪くはない天気で、山頂手前を歩いている頃は晴れ間が見えたりして登り甲斐のある甲斐駒だった。
六方石から山頂までは道迷いしやすく、道っぽい道に騙されず赤い道標に従いながら進む必要がある。つい最近も道迷いで滑落死した人が出たと山荘の管理人が話していた。遠くから見ても近くから見ても白く美しく、「南アルプスの貴公子」という名前がよく似合う、カッコいい山だった。北沢峠に戻るとすぐにバスに駆け乗り、仙流荘の温泉で汗と疲れを流した。(西橋)
仙丈ケ岳山頂から見る


