2024年5月26日日曜日

甲斐駒ヶ岳

 ■コースタイム

5月25日 尾白川渓谷駐車場5:15──10:35七丈小屋11:00──12:45甲斐駒ヶ岳13:10──14:45七丈小屋(泊)

5月26日 七丈小屋5:05──6:20黒戸山──7:10前屏風ノ頭──8:40尾白川渓谷9:10──9:20駐車場

■感想

にっぽん百名山を見て、5月の甲斐駒ヶ岳に行くことにした。黒戸尾根、厳しくも素晴らしいところだった。軽装で日帰りの登山者、トレランの人も多かった。樹林帯の緑、たくさんの鳥の声(初めて聞く鳴き声も)と飛ぶ姿もちらほら。ヤマツツジはやや終わり、刃渡りから上に群生しているイワカガミは、見頃と蕾もたくさん、マイヅルソウ、バイカオウレンなど足を止め写真や動画も撮りつつ快調に登った。七丈小屋直下は、ハシゴ(1箇所のハシゴ横の崖にクモイコザクラがちらほら咲いていた)や鎖の連続。小屋に着いた時には、結構な疲労感。しかし、まだ10:30過ぎ。頂上を目指すことにした。

ここからがまた鎖場も多く、不安もあったが、下ってくる人と言葉を交わし励まされながら登り切ることができた。雪のあった箇所は3箇所。気温が上がってシャーベット状。全く滑らない訳ではないが、アイゼンもピッケルも不要。核心部は、滑ったら黄蓮谷に500m落ちていくと聞いていたが、だいぶん雪も溶けており、植物の枝を踏み分け歩いた跡を辿れば大丈夫だった。頂上直下辺りで雄の雷鳥。近づくと「ゲェー」とすごい声で鳴いて飛んで行った。

頂上からの景色も素晴らしかった。鳳凰三山とその向こうに富士山。八ヶ岳連峰。近くに北岳、仙丈岳。遠くは白い北アルプス。小屋の宿泊者は10名。殆どは翌日頂上へ。前日から一睡もせず来たのに殆ど眠れず、2時には誰かのアラームに起こされる。3時頃から順次出発していく物音。結局4時に起きて5時には小屋を出る。小屋から下はガスっていたが、頂上あたりは晴れていたよう。前日スルーした、黒戸山と前屏風ノ頭のピークも踏んで下りた。尾白川渓谷へ少し足を向けたが、千ケ淵で一つ滝を見ただけで駐車場へ戻った。今度行くなら、日向八丁尾根の方から行ってみたい。越智(暁)

頂上の手頃な岩に登っていたら若い女性2人が写真撮りますよ、と声を掛けてくれた
鳳凰三山と向こうに富士山
核心部のトラバース、右は雪の急斜面、黄蓮谷
美しい尾白川渓谷、2時間程で周回できそうだったが今回は疲れていたし、他に予定ありパス


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