2024年5月26日日曜日

第二小島谷川

 ■コースタイム

行動開始8:47──9:44入渓──10:32取水堰堤──10:37標高900m二俣──12:53~13:15林道──13:37林道終点──15:07駐車スペース

■感想

おだやかな谷歩きを予想して、いくつかある穏やか沢の候補の一つを遡行。なぜか毎年のように行く寒峰。適当なスペースに駐車して、地形図に沿って沢に降りようとするも、道が変わっていて強引に沢に降りる。沢は少し広めで明るく、穏やかな春の沢が一層綺麗。本来、入渓地点となる予定の取水堰堤には、予定の40分遅れで到着。堰堤の後ろに一部きつめな雰囲気の滝が出てきて、「やっぱり悪場あるじゃ~ん」と同行者が吠えるが、あっさり巻ける。その後も、ゴーロ歩きと大き目な滝の巻きを繰り返す。場所によりトラロープが張ってあって、巻き道をガイドしてくれる。その日は釣り師にも会ったので、その人たちの設置なのでしょう。標高1130m、林道交差地点で時間切れ。立派な木の生えた、比較的平らなビバーク適地がたくさんあることを確認して、林道を戻る。(小田桐)


ゴルジュの高巻き中
見栄えの良い15m弱の滝
この滝の上でお昼ごはん
キーマカレーが被る


甲斐駒ヶ岳

 ■コースタイム

5月25日 尾白川渓谷駐車場5:15──10:35七丈小屋11:00──12:45甲斐駒ヶ岳13:10──14:45七丈小屋(泊)

5月26日 七丈小屋5:05──6:20黒戸山──7:10前屏風ノ頭──8:40尾白川渓谷9:10──9:20駐車場

■感想

にっぽん百名山を見て、5月の甲斐駒ヶ岳に行くことにした。黒戸尾根、厳しくも素晴らしいところだった。軽装で日帰りの登山者、トレランの人も多かった。樹林帯の緑、たくさんの鳥の声(初めて聞く鳴き声も)と飛ぶ姿もちらほら。ヤマツツジはやや終わり、刃渡りから上に群生しているイワカガミは、見頃と蕾もたくさん、マイヅルソウ、バイカオウレンなど足を止め写真や動画も撮りつつ快調に登った。七丈小屋直下は、ハシゴ(1箇所のハシゴ横の崖にクモイコザクラがちらほら咲いていた)や鎖の連続。小屋に着いた時には、結構な疲労感。しかし、まだ10:30過ぎ。頂上を目指すことにした。

ここからがまた鎖場も多く、不安もあったが、下ってくる人と言葉を交わし励まされながら登り切ることができた。雪のあった箇所は3箇所。気温が上がってシャーベット状。全く滑らない訳ではないが、アイゼンもピッケルも不要。核心部は、滑ったら黄蓮谷に500m落ちていくと聞いていたが、だいぶん雪も溶けており、植物の枝を踏み分け歩いた跡を辿れば大丈夫だった。頂上直下辺りで雄の雷鳥。近づくと「ゲェー」とすごい声で鳴いて飛んで行った。

頂上からの景色も素晴らしかった。鳳凰三山とその向こうに富士山。八ヶ岳連峰。近くに北岳、仙丈岳。遠くは白い北アルプス。小屋の宿泊者は10名。殆どは翌日頂上へ。前日から一睡もせず来たのに殆ど眠れず、2時には誰かのアラームに起こされる。3時頃から順次出発していく物音。結局4時に起きて5時には小屋を出る。小屋から下はガスっていたが、頂上あたりは晴れていたよう。前日スルーした、黒戸山と前屏風ノ頭のピークも踏んで下りた。尾白川渓谷へ少し足を向けたが、千ケ淵で一つ滝を見ただけで駐車場へ戻った。今度行くなら、日向八丁尾根の方から行ってみたい。越智(暁)

頂上の手頃な岩に登っていたら若い女性2人が写真撮りますよ、と声を掛けてくれた
鳳凰三山と向こうに富士山
核心部のトラバース、右は雪の急斜面、黄蓮谷
美しい尾白川渓谷、2時間程で周回できそうだったが今回は疲れていたし、他に予定ありパス


九重山行

 ■コースタイム

5月25日 長者原登山口6:00──8:11雨ヶ池越──8:59坊ガツル9:55──12:02大船山12:45──14:38立中山15:00──15:40法華院山荘16:03──16:10テント

5月26日 テント場7:00──8:04雨ヶ池越──9:52長者原登山口

■感想

満開の、ミヤマキリシマの道を掻き分けて通る登山道は何とも言えない、ふわふわとした、夢の中の様な感覚でした。予定の逆コースをとって、最初に苦しい大船山から登って、満開の立中山に下るというルートを選択しました。立中山の山頂に立ったK氏、圧倒される花の量とその美しさに自分を重ねて、感極まったようでした。皆さん、それぞれに写真を撮って楽しみました。また、テント場も草原で、寝心地もGood。風もなく、フラワームーンの月明りに照らされて、楽しい夜を過ごしました(K氏の一杯で酔いが回ったかも)。

2日目は協議の上、直帰が良いということで温泉と郷土料理を堪能して、お土産もいろいろ買いました(ザビエル最高!ジャコカツ満点、K氏推薦)。帰りの高松道では車のトラブルもあって、同乗の皆様には大変不安をおかけしましたが、無事に全員帰宅できたことが本当によかったです。(木村・ニ)

満開のミヤマキリシマに出会えました
大船山登頂!お天気最高でした
立中山山頂はミヤマキリシマで一面綺麗なピンク色でした
坊ガツルテント場




2024年5月12日日曜日

穴吹川鍵掛谷川

 ■コースタイム

駐車スペース8:07──8:23入渓──8:34大滝40m──9:10大滝上──9:40大滝30m──10:10大滝30m上──10:27大ナメ滝60m──10:45大ナメ滝上──12:52尾根──14:28林道──16:35駐車スペース

■感想

2018年に、隣の閑定の滝がある谷を遡行してから下降した谷を、今度は下から登った。かつて時間が足りなくなりそうな中、巻き下るルートがわからず右往左往した大滝や、途中の60mのナメ滝が見どころ。穴吹川でここまで大きい滝が出てくる谷は実は少ないのではないだろうか…。

一部滝登りはあるものの、この谷は高巻き主体の谷で、眺める谷ともいえる。滝の合間にはいくらかナメ状の地形も出てきてまずまず良いが、植林の斜面が多かったり、かつて使っていたようなタンクやワイヤー、トタン等が散乱していたりするので、少し雰囲気不足か?

後半は谷のガレが多くなってきたので、尾根にあがり、友内山と逆方向の南へ向かい、林道へ下山。意外と整備された道路や人の敷地、廃小学校等眺めながら車まで戻るが、地形図上で実線になっている場所が普通の登山道のようなレベルの道で、林道に出てからのルート選択が難しかった。(小田桐)


かつて巻き下るルートがわからず1時間くらい悩んだ滝
後半の大ナメ滝、下から見るとほんとに大きい

2024年5月11日土曜日

矢筈山~サガリハゲ山

 ■コースタイム

落合峠8:48──10:09サガリハゲ分岐──10:42矢筈山──12:55サガリハゲ直下──14:40サガリハゲ分岐──15:50落合峠

■感想

天気は上々、落合峠にはバイク野郎や軽トラも来ていて、登山中も数パーティとすれ違い、落合峠~矢筈山の人気の高さが伺えた。土曜日だったので、帰りには、駐車場で泊まるキャンパーもたくさん居た。

サガリハゲ分岐~サガリハゲまでは、ササやダケカンバの樹皮がほとんど食べられていて、不入山や新九郎山のような禿山になるのは時間の問題と思われた。(内藤)

落合峠
登山道から落合峠を見下ろす
サガリハゲ分岐
矢筈山山頂


サガリハゲ山
ササが喰われている

2024年5月5日日曜日

美ヶ原、車山

 ■コースタイム

5月4日 美ヶ原長和町側駐車場より最高点、王ヶ頭(2034m)まで、6.5km、5時間
5月5日 車山肩駐車場より霧ヶ峰最高点、車山(1924m)まで、3.5km、3時間。

■感想

喜寿目前の義母をアルプスに連れて行くと言って、やっとその希望がかないました。本人も、自分の力で上がれたこと、ロープウェイを使わずに行けた事に大変喜び、2泊3日の楽しい山旅(高原旅)になりました。地元のツルヤスーパーに行って、りんごバターやブルーベリーソースなど、色々買い物もして楽しみました。

また、山頂からの眺望はぐるっと360度、北アルプスから南アルプスまで楽しむことができました。本当に3日間天気にも恵まれてよかったです。(木村・二)

遠くに槍、穂高連峰が見えました
美ヶ原 王ヶ頭 2034M
女神湖にて


2024年5月4日土曜日

立山

 ■コースタイム

5月3日:室堂9:35──11:55浄土山──12:40龍王岳──14:00一ノ越山荘
5月4日:山荘5:50──7:10雄山──9:15富士ノ折立──10:35真砂岳──12:00別山──12:50剣御前小屋──14:15雷鳥平──15:20室堂

■感想

天気に恵まれ最高の山行になった。風もなく雪も少なかった。ただ、凍っている箇所の通過もあり、気が抜けなかった。アイゼンをはいての岩場は滑るので、こまめに外した。剣岳が目の前に大きく姿を現した。岩場で滑落事故があったようで、ヘリが飛んでいた。雷鳥平までの雪の斜面を、滑りながら降りた。結構時間がかかったが、雪山を満喫した。雷鳥の飛翔に驚きました。立山駅で、「山の子」の堺さんたち3人に会いました。山スキーに来たようです。高校の修学旅行で立山に来て半世紀が過ぎました。感無量です。(片岡)

雄山
剣岳


2024年5月3日金曜日

荒島岳

 ■コースタイム

8:45勝原登山口9:00──10:57深谷ノ頭──11:46シャクナゲ平──12:55荒島岳13:20──14:24シャクナゲ平──15:00 深谷ノ頭──16:25登山口

■感想

日本海の見える宿を出て、荒島岳へ向かう。途中で白い雪のある白山が見え出した。駐車場は既にいっぱいで、道路向かいに空きペースがあり止めれた。桜坂と言うところを登って、さらに急なコンクリートの坂を登る。斜度20度くらいに思うけれど、10度もないとUさん。青く芽吹いた新緑を全身に感じて、急登を登る。

13年前の9月に登ったけれど、何も覚えていない。登山口のすぐそばの宿に泊まったのは覚えているが、もう無くなっていた。同じ山をまた登るのは気が進まなかったけれど、その思いは後でおもいっきり覆された。

急登の勝原コースだが、段差が大きくこんなに歩きにくかったかなと思うくらいしんどい。白山ベンチで休んでいると上からニコニコした青年が下りてきて、卯の花の周りには必ず昆虫がいるとか話しかけてきた。能登でボランティアをしてるそうだ。登り始めるのが遅かったので、下ってくる人達もたくさんいて、交差に時間がかかる。登り優先でほとんど譲って貰えた。

シャクナゲ平にはこぶし。シャクナゲはほとんど無い。深谷ノ頭を過ぎると、左に白山が、道にはショウジョウバカマ、カタクリ、イワウチワ、サンカヨウがたくさん出てきて感動!!登る前にUさんと、ギフチョウが見れたら良いねと言っていたら、頂上には何頭ものギフチョウが乱舞していた。躍り上がって喜んだ。一年に一度この時期、花とのコラボがギフチョウに巡り会えた要因だそうだ。

下りは白い白山を眺めながら、急な道を下る。結構ハードだったように思うが、登っている時に小学一年生の男の子がご両親と登っていたのに会う。春、雪山にはなかなか登れなくなったが、こうやってたくさんの花やギフチョウ、白い山を眺めながらの山行はラッキーだった。この日は永平寺に近いオートキャンプ場に泊まり、翌日は東尋坊と朝倉氏史跡を訪ねて、早い時間に帰ることができた。感謝。(島)

白山
頂上から白山
ギフチョウ

2024年5月2日木曜日

金勝アルプス

 金勝(こんぜ)アルプス(滋賀県)

■コースタイム

小松島4:00──7:45丈野P8:05──9:20鶏冠山490.8m──10:30天狗岩11:05──11:20分岐──11:32狛坂磨崖仏──12:10林道──13:00P

■感想

丈野駐車場はまだ車が少ない。駐車料金500円。鶏冠山までは新緑のハイキング。そこを過ぎると石灰岩の大岩、奇岩があちこちに見えてくる。天狗岩までは、登山道から往復20分くらいで登れる。琵琶湖の周りの今まで登ったことのある霊仙山、比叡山、武奈ヶ岳、蛇谷ヶ峰などが見えるらしい。

白石峰から二重岩、国見岩、狛坂磨崖仏と高速道路のトンネルの上を歩いて駐車場へ帰る。その直前に、逆さ観音やオランダのデレーケの堰堤がある。徳島にもあるそうだ。その大きな堰堤で、若者達が川遊びをしていた。暑いが木陰は爽やかだった。

福井美術館へ、横山大観美術展を見に走る。福井県に向かう道すがら、青い麦畑がたくさん見えていた。(島)