2023年9月28日木曜日

面河渓谷中沢

 ■コースタイム

土小屋7:49──8:39長尾尾根展望台──8:59面河渓──9:55犬吠谷──10:56御来光の滝11:17──12:03中沢遡行開始──14:15東陵──14:35南尖峰──15:31土小屋からの一般登山道に合流──16:16土小屋

■感想

2022年5月に遡行した面河渓谷の御来光の滝上流にある、支流の中沢を遡行。面河渓谷は魚留の滝以降、意外とゴーロが多くちょっと疲れるが、急いで2時間で御来光の滝まで行く。やはり番匠谷から魚留の滝までは本当に綺麗だ。ツアーでもできそうだ。中沢到着は12時手前、装備を付けなおして遡行開始。結構昔から登られているところらしく、わかりにくい中沢と西沢の分岐には案内の看板まで設置されている。

はじめのゴーロを過ぎていきなり15mくらいの最後が庇になっている滝は左岸から巻く。その後は一部垂直に近い滝も出てくるが、おおむね傾斜が45~70度くらいの滝が多く、ほとんど直登できるがヌメリが多い。落ちると大けがしそうな所があるので、緊張感は常にある。残置ハーケンは3カ所発見。うち1カ所はグラついて取れそう。

スラブ帯と奥に見える幕岩の風景はとても格好良く、登攀に余裕があれば気分はよい。幕岩直下あたりから笹が谷を覆いつくし、幾分安心感が出てくるが、東陵までの標高差100mの笹漕ぎは息が上がる。誰もいない雲の中の南尖峰まで寄り、東陵の藪を漕ぎながら、2時間弱で土小屋まで帰る。よく歩き岩と笹をつかんだ。(小田桐)


笹漕ぎ手前幕岩直下
ヌメリを避けて岩を登る

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