■コースタイム
多家良町金谷登山口8:30─(壱風新道より登山)─11:20山頂──11:45勝浦フライトパーク(昼食)12:30─(やかん道経由)─14:30登山口着
■感想
数日前の天気予報が何かの間違いだったように、早朝から雲一つない快晴で、風もなく、それでいて気温も適度に高く、いわゆる小春日和といった絶好のトレッキング日和となった。これもお天道さんからの贈り物だと考えましょう。
参加者はすがすがしい気持ちで顔を合わせ、準備体操をして登山道に足を踏み入れた。それほど急傾斜でもなく、足場も悪くはないルートをたどるが、しばらくすると、気温の上昇に伴って発汗する。給水と体温調整の為のタイムを取る。
疎林の中を歩くがまだ咲いている花は無い。木の葉も新芽は無い。通過する左右に感動する眺めは無い。隙間から日光が差し込み 登山道が明と影まだら模様を眺め楽しむ他はない。
数か所に疎林が切れる開けた場所があった。そこで日光の暖かさを体で感じ、眼下に広がる徳島市、小松島市、那賀川、紀伊水道等の近景から遠景と素晴らしいパノラマが見渡せた。
山頂手前が急こう配でかなり長い(歩行時間20分余り)があり、息せき切って登る。
少し平坦なルートに差し掛かる頃、突然、「ヤッホー」と山頂の方から声が降りてきた。
飛び込み参加でSさんが、如意輪寺からの楽なルートをたどって先回りをし、我々一行を迎えに来てくれていた。女性3人になり いつもながらのにぎやかな登山になった。
山頂に達する 数組のパーティーが来ており、テーブルを占領していた。眼下にはくすんだ緑色の山並みと、その上に広がる雲一つない青空の中に、1機の色彩豊かなパラグライダーが上昇と下降を繰り返していた。雄大で美しい光景だった。
パラグライダーの発着地点のフライトパークまで少し下り、昼食を摂った。皆さんカップラーメンを準備していて、その香りを楽しみながらおいしそうにすすっていた。
下山は如意輪寺を周遊するように、通称やかん道を休みなく、途中木々が切れる場所では眼下に広がる眉山、徳島市街、淡路島方面の景色を楽しみながら進んだ。(野田)
頂上での集合写真フライトパークの途中
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