2023年1月15日日曜日

剣山

 ■コースタイム

見ノ越8:40──西島駅10:05──剣山11:18~12:06──西島駅12:46──見ノ越13:25

■感想

病気で年始の雪山に行けなかったので、雪は溶けていそうと思いながらも剣山へ向かう。アクセスはノーマルタイヤ・チェーンなしでも行けるほどだったので、雪山登山にならないのでは、と不安。それよりも雲が多くて5mくらいしか先が見えず、落石が怖い。

見ノ越からは尾根道で西島駅に向かうが、雪少なく、半分くらい登ってやっと出てくる程度。雲もかかっていて展望は効かないであろう。

西島駅から先、刀掛の松前後で、やっと雪をちゃんと踏める程度になる。ほんの少し太陽が出てくるタイミングもあり、曇っているが暖かい。

ヒュッテの温度計は3~4度だが、山頂は強風で寒く太陽も見えない。ほかにも登山者1パーティー2人組がおり、立派なカメラを持っている。

自分たちも強風のなか、風もよけずに昼食をとっていると、サーッとあかるくなり、雲をまとったジロウギュウが突然現れた。その姿は素晴らしく、天空の城ラピュタのワンシーンで、パズーの父親が竜の巣の中に見えたラピュタを撮影した時のような表情になっていた、と思われる。

雲海まで見えて、自分たちの立っている場所が特別な場所のような雰囲気になる。その後30分ほどでまた雲は周りを覆いつくし、下山中は雨に降られる。山頂での劇的な瞬間を経験できた、価値のある登山だった。(小田桐)

ジロウギュウ


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