2024年10月20日日曜日

段ヶ峰

 ■コースタイム

登山口8:10──8:45達磨の肩──9:00達磨ヶ峰──10:23フトウガ峰──10:30フトウ谷分岐──11:02段ヶ峰11:30──12:00フトウ谷分岐──12:53杉谷登山口──14:00駐車場

■感想

雨は降られなかったですが、ずっと曇り空で景色はイマイチ。おまけに帽子やタオルが飛ばされそうなほどの強風の中、なんとか歩きました。段ヶ峰はけっこう人気があるみたいで、そんなに広くない第一駐車場はすでにいっぱい。後からも車が何台もやってきていました。

登り始めは達磨の肩までは急坂ですが、そこを過ぎればアップダウンはあるものの緩やかなので、全体的に歩きやすかったです。登山道は踏み跡がしっかりついていてわかりやすいのですが、生い茂っているススキをかき分けないと道が見えない状態。傾斜が緩やかな分、うっかりしたら登山道から外れそうでした。

頂上で寒さに震えながらお昼を食べ、早々に頂上から外れた三角点を確認して下山。帰りはピストンの予定だったのですが、あまりにも風が強かったので、フトウ谷分岐から林道に降りるルートに変更。1時間ほど林道を歩き、駐車場へ戻りました。

風が吹いて少し寒かったですが、歩く分にはちょうど良く、ススキも見ごろで見渡す限りのススキがとてもきれいでした。約2名、駐車場に曲がる道を見落とし、車道を下りすぎてしまって車で迎えに来てもらうハプニングもありましたが、楽しい山行になりました。(張)

一面すすきだらけ
強風
花はまだまだ


2024年10月17日木曜日

瑞牆山、金峰山

 ■コースタイム

16日 瑞牆山駐車場8:11──9:11富士見平10:20──12:12瑞牆山12:35──14:25富士見平(泊)

17日 富士見平5:33──6:25大日小屋──7:13大日岩7:43──8:35砂払ノ頭8:51──9:52五丈岩──10:13金峰山頂上10:30──11:17砂払ノ頭──11:38丸山──12:43大日小屋──13:31富士見平──14:18下山開始──14:52駐車場

■感想

瑞牆山、金峰山、どちらも日本百名山。花崗岩の巨岩を見たくて行ってきた。1日目はやや雲が多く、遠景はいまひとつだったが、二重の笠雲をかぶった富士山が見られた。瑞牆山の巨岩群は、迫力があり素晴らしかった。鎖もあったが、ざらざらした花崗岩で濡れてなかったのでほぼ使わなくても登れた。シャクナゲが群生しており、花の季節は楽しめるかも。不動滝へも行ってみたかったが、時間的に難しかったので計画通り下山し、テン場でのんびり過ごした。

富士見平のテント場は広くて静かな樹林帯にあり、小屋から少し下にある水場は湧き水(平成の名水百選)で冷たく美味しかった。3人それぞれのテントを張り、夕飯はMさんの準備してくれたキムチ鍋で温まった。夜中に鹿がすぐ近くで鳴いていた。私たち以外にもぽつぽつテントがあり、小屋にも宿泊者がいた様子。

2日目はほぼ快晴。午後は時々曇り。笠のない富士山。南アルプス、八ヶ岳連峰はくっきり。遠くは御嶽山、中央アルプスが見えた。北アルプス方面は雲で見えなかった。鷹見岩はおしゃべりが過ぎたのか、分岐を見落とし通過(帰りに見たら立派な標識あり。鷹見岩への道はやや不明瞭)。丸山(2317m)も知らぬ間に通過(地味なピークで小さすぎる看板、帰りに確認)。大日岩はまたまたすごい花崗岩の塊。途中までは簡単に登れるが、頂上に立つにはクライミングの技術が必要なよう。展望スポットの「砂払ノ頭(2418m)まではほぼ樹林帯の登り。そこからは、道は危なくないが、南側は覗き込むと怖い岩の崖。ほぼ頂上にある五丈岩は、神々しく鎮座していた。登ってはいけないと看板あり。登山者多数。

どちらの山も、樹林帯はコメツガやシラビソ、シャクナゲが多く、紅葉をメインにする山ではなさそうだが、所々カエデややナナカマド、ツツジなどの紅葉を楽しめた。富士見平あたりはカラマツ林があり、黄色く色づいていて美しかった。帰り道にある増富ラジウム温泉峡(信玄公の時代からの統治場)に寄るつもりだったが、よく調べると30℃くらいの湯にゆっくりと浸かる温泉とのこと。次の日は皆仕事。のんびりできないので長坂インターに近いスーパー銭湯に寄って汗を流し帰ってきた。(越智)


かっこいいヤスリ岩
神々しい五丈岩
富士山に二重にかかったベールが不思議
体幹バッチリ

2024年10月15日火曜日

八経ヶ岳

 ■コースタイム

行社環登山口8:45──12:10弥山小屋──12:58八経ヶ岳13:20──13:53弥山小屋──14:00弥山神社──16:50登山口

■感想

前夜は晴れて、4時過ぎのキャンプ場の狭い夜空でもオリオンの真ん中の三つ星が鮮明に見え、その他のたくさんの星が見えた。アトラス彗星は見えず残念。5時半に起きて、Aさんが前夜から準備した、完璧なキャンプの食事メニューで美味しくいただいた。パンを焼いてハチミツをつけてコーヒーといただく。カツもあったけれど登場できないくらい、お腹いっぱいで出発。登山口に近づくにつれ、雨が降りだしてきた。雨の中1000m以上登るのは、私にとって久しぶりの山で不安でしかない。が、少し霧雨になったので、カッパを着て急登を出発。

和泉から来た、同じ年格好の男性1人交えた、3人組と出発がほぼ同時。何度も登っているらしい。駐車場には10数台の車。下が濡れているので、滑りやすい。ヒメシャラがヨコに倒れたお姫様ブランコもある。下りに一人こっそり座ってみた。長い木の階段もある。歯抜けの梯子もあり、慎重に。自然林の中、苔が一面にあり素晴らしい。

やっと弥山小屋。時間がかかったので、弥山だけにするか?と言う話も出たけれど、なんとなく晴れてきそうなので、頑張って八経ヶ岳まで足を伸ばす。稜線は鹿避けネットのドアが二重に2ヶ所あった。オオヤマレンゲの自生地を護っている。ガスで見えないが、頂上に着くと雲が足早に流れ、青空も見える。そこには錫杖杖が刺さっていた。

弥山に戻る時、弥山、広大な奥駆道の山々が見えた。1300年近い昔から、たくさんの人々が何を思い、信じ、長く苦しい道を歩いたのか。そんなことも考えながら下る。弥山神社にお詣りして、急で岩のある道を下っていく。前日の法隆寺、中宮寺では、長年の念願の半跏思惟像にも再々度お会いすることができ、百名山のおまけもついた。(島)

八経ヶ岳、関西で一番高い山


2024年10月12日土曜日

三鈷峰

 ■コースタイム

大神山奥宮登山口7:03──8:52上宝珠越──9:21三鈷峰──10:01ユートピア避難小屋──11:07中宝珠越──12:11大神山神社

■感想

秋晴れのとても良い山行となり、大山ブルーも鮮やかで多くの、登山者で賑わっていました。ユートピア避難小屋に行くのが今回の目的で、とても綺麗な小屋でした。ただ、中は10人は泊まれないぐらいで、1グループ来たらいっぱいでしょうか。剣ヶ峰方面に縦走が可能になったらここで一泊も良いかもです。紅葉もぼちぼち進んでおりますが、ブナの色づきは11月の頭ぐらいかと。危ない所はあまりありませんが、木の根とロープが多かったです。(木村)


大山剣ヶ峰、左にユートピア避難小屋が確認できます



梶が森

 ■コースタイム

藍住5:30──7:10大田口駅8:05──8:10豊永駅──9:15佐賀山登山口──10:20龍王の滝──11:20定福寺奥ノ院──12:30梶が森13:00──14:50林道──15:55大田口駅──18:20藍住

■感想

予定より早く、大田口駅に着いた。駐車場を探すが見つからないので、喫茶店のおばさんに聞くが、100円の駐車場は無くなっていた。時間があるのでコーヒー等飲み、トイレを借りて、世間話をして列車を待った。一両の列車が着いたが、開け方が分からない。列車の中の登山客が教えてくれて、無事乗車。豊永まではすぐで、両替を焦った。駅に降りて、登山口に向かう。高知からの登山者は、12kのボッカだった。頂上のテンバで1泊してピストンするようだ。我々は先に出発したが、登山口を間違えて藪漕ぎをしてしまった。

登山口は標識もあり、登山道も整備されていた。高知の登山者はペースが速い。途中で避けて先行してもらう。いろいろアドバイスしてくれる。花もよく知っていた。龍王の滝への沢沿いの道は通王止めになっていた。林道に出て駐車場に着いた。きれいなトイレがあり、小休止。龍王の滝は20mだが、美しい。定福寺奥ノ院までの道は気持ちが良い。真名井の滝の道を行くが、梯子があり少し緊張する。ゴロゴロ八丁は通行止めになっていた。梶が森までは階段の連続だった。キャンプ場は家族連れ等でにぎわっていた。

頂上からの眺めは最高でした。石鎚山、三嶺、天狗等が確認できた。下山は杉林をひたすら降りた。途中自然林、沢も現れたが単調だった。登りには使いたくない。林道に出てから生活道を探すが、草が生い茂っていて苦労した。地元の妊婦さんが道を教えてくれたりして、無事大田口駅に帰ってきた。(片岡)




2024年10月6日日曜日

曽爾・倶留尊

 ■コースタイム

駐車場10:20──10:50亀山峠──12:00倶留尊山頂上12:35──13:05二本ボソ──13:40亀山──14:40駐車場

■感想

当日朝に、三峰山周回の「ランバージャックトレイルラン」が開催されることが判り、急遽行先を曾爾高原のみに変更した。南阪奈道路を経由して桜井市で朝昼食用柿の葉すしを買い、369号線から曽爾村に入り、曽爾高原の看板に従い橋を渡って数キロ行くと駐車場。800円払って遮断機を空け、駐車スペースへ。先客数十台あり。1段下の駐車スペースにあるトイレで用を済ませる。

身支度して、亀池横を巡って亀山峠へ。緑色の草と見頃のススキに覆われた、曾爾高原全体を見渡せる。稜線を北に向かい、ピークに近づくと小屋があり、入山料1人500円を払う。すぐ前のピークは二本ボソという。視界が開ける。すべりやすい岩場を下るとシャクナゲ群落。登り返して倶留尊山頂上に到着。樹林に囲まれて南に少しだけ展望。柿の葉すしなどで昼食。戻って亀山から亀池そばに下りて、ススキが囲む遊歩道を青少年旅行村まで歩き、銀色のススキの穂波をカメラに収めた。10月はススキの見頃なので観光客・登山者が多く2~300人来ている様子だった。(天野)

登山口から草原を見渡す
亀山峠から草原を見下ろす
頂上