■コースタイム
16日 瑞牆山駐車場8:11──9:11富士見平10:20──12:12瑞牆山12:35──14:25富士見平(泊)
17日 富士見平5:33──6:25大日小屋──7:13大日岩7:43──8:35砂払ノ頭8:51──9:52五丈岩──10:13金峰山頂上10:30──11:17砂払ノ頭──11:38丸山──12:43大日小屋──13:31富士見平──14:18下山開始──14:52駐車場
■感想
瑞牆山、金峰山、どちらも日本百名山。花崗岩の巨岩を見たくて行ってきた。1日目はやや雲が多く、遠景はいまひとつだったが、二重の笠雲をかぶった富士山が見られた。瑞牆山の巨岩群は、迫力があり素晴らしかった。鎖もあったが、ざらざらした花崗岩で濡れてなかったのでほぼ使わなくても登れた。シャクナゲが群生しており、花の季節は楽しめるかも。不動滝へも行ってみたかったが、時間的に難しかったので計画通り下山し、テン場でのんびり過ごした。
富士見平のテント場は広くて静かな樹林帯にあり、小屋から少し下にある水場は湧き水(平成の名水百選)で冷たく美味しかった。3人それぞれのテントを張り、夕飯はMさんの準備してくれたキムチ鍋で温まった。夜中に鹿がすぐ近くで鳴いていた。私たち以外にもぽつぽつテントがあり、小屋にも宿泊者がいた様子。
2日目はほぼ快晴。午後は時々曇り。笠のない富士山。南アルプス、八ヶ岳連峰はくっきり。遠くは御嶽山、中央アルプスが見えた。北アルプス方面は雲で見えなかった。鷹見岩はおしゃべりが過ぎたのか、分岐を見落とし通過(帰りに見たら立派な標識あり。鷹見岩への道はやや不明瞭)。丸山(2317m)も知らぬ間に通過(地味なピークで小さすぎる看板、帰りに確認)。大日岩はまたまたすごい花崗岩の塊。途中までは簡単に登れるが、頂上に立つにはクライミングの技術が必要なよう。展望スポットの「砂払ノ頭(2418m)まではほぼ樹林帯の登り。そこからは、道は危なくないが、南側は覗き込むと怖い岩の崖。ほぼ頂上にある五丈岩は、神々しく鎮座していた。登ってはいけないと看板あり。登山者多数。
どちらの山も、樹林帯はコメツガやシラビソ、シャクナゲが多く、紅葉をメインにする山ではなさそうだが、所々カエデややナナカマド、ツツジなどの紅葉を楽しめた。富士見平あたりはカラマツ林があり、黄色く色づいていて美しかった。帰り道にある増富ラジウム温泉峡(信玄公の時代からの統治場)に寄るつもりだったが、よく調べると30℃くらいの湯にゆっくりと浸かる温泉とのこと。次の日は皆仕事。のんびりできないので長坂インターに近いスーパー銭湯に寄って汗を流し帰ってきた。(越智)
かっこいいヤスリ岩神々しい五丈岩富士山に二重にかかったベールが不思議体幹バッチリ