2023年6月13日火曜日

藤ヶ内側右俣下降・左俣遡行

 ■コースタイム

川成峠8:46──11:32右俣終了点──11:41左俣入渓点12:02──13:28H1025m支流──14:17スーパー林道──15:29川成峠

■感想

坂州木頭川の中で、この藤ヶ内谷川だけ情報が無いので調査遡行。まず右俣の下降。川成峠から急な尾根を下り、沢に降りる。基本的にゴーロ歩きで、時折滝が出てくる程度。そして滝を巻こうとすると、登山道らしきものがロープとともに現れる。林道を二カ所くぐると、中盤以降は左岸を中心に側壁がそそり立ち迫力がある。最大50m程度の高さで沢もゴルジュ状になるが、巨岩のゴーロが中心なので歩きにくいが進める。最後は30mクラスの滝を右岸から巻いて、踏み跡とテープを頼りに林道へ降りる。

左俣は、これまたゴーロ中心。入渓後すぐに、右岸に石積みとワイヤーをひっかけた支柱と、キャンプファイヤーで使いそうな丸太の組んだもの。何故…? ゴーロが多いが、途中10mの張り出した滝が出てきて右岸の巻き。またもやロープと立派な踏み後が出てくる。この沢の入渓点に道があったので、そこからつながっているものと思われる。あっさりと巻き、その後もゴーロが続く。地形図上で一番線の込み入った場所に差しかかるが、巨岩ゴーロの急登で、しっかりした滝は出てこない。すこし飽きもしたので、支流を使って林道までショートカットしようとしたところ、突然20m越えの滝が現れ、まわりは岸壁。戻る必要あるかと考えてたところで鹿の足跡を見つけ、突然強気になる。左岸に緩い谷状地形、そこから尾根に逃げるがもう谷には戻れないような場所。尾根を詰める。途中岩塊に阻まれたりして進みにくいが、30分程で林道へはい上がる。谷を進み続けていたらどうなるのか、林道を谷側に進むと崩壊地になっており、追い上げられたとはいえ結果的に尾根への逃げは正解だったよう。静かなスーパー林道を川成峠へ帰った。(小田桐)

藤ヶ内谷右俣上の方の2段20m滝。下段は90度以上、上段は釜つきでかっこよい。
右俣下流部。ゴルジュ地形で雰囲気は楽しい。難しくはない。
左俣支流の再上流。20m越えの70度くらいの滝。もちろん巻いて急な尾根に上がる。


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