2023年6月26日月曜日

利尻山・礼文島

 ■コースタイム

<6月25日>

利尻北麓野営場登山口5:45──8:57長官山9:25──11:15利尻山12:00──利尻避難小屋13:05──長官山13:10──登山口15:50

<6月26日>

礼文島知床登山口10:30──11:30元地灯台──12:40桃岩展望台13:10──13:35登山口──14:10香深港

■感想

6月末の利尻山はお花が多く、天気も良かったので、最高の楽園登山だった。3月から数回に渡り、メンバー集まって計画練ってきた。しかし、宿は3月の時点で、一般登山口の鴛泊(おしどまり)はすでに一杯。西側の沓形(くつがた)の利尻町営ホテルが取れた。

沓形からの登山口は、上部のトラバースが少し危険なので、鴛泊からの一般的な方が無難。大半の宿は、キャンプ場のある北麓野営場まで送迎してくれる。沓形からは20分で行ってくれたが、5:30発なので、出発は6時前になった。晴天で、空から、海から、陸からバランスの取れた美しい利尻山を見ることができた。欲を言うなら、もう一泊したいところ。

標高差1500㍍。お天気良ければ快適ルンルン。お花も歓迎。上部オーバーユースで登山道が崩れているのでたくさんの黒い筒状の中に土を入れて崩壊を止めている。袋に入った土4キロを、少し上まで運んでくれと書いてあった。9合目の表示に、ここからが正念場!と書いてある(笑)。急登になる。明日歩く礼文島の上だけ雲がある。空の青さと海の青さが美しい。下りは長く、足の裏が痛くなったが、宿の温泉に何回も浸かり痛みや疲れもさっぱりとれた。

翌朝、礼文島に渡る。それも時間が限られ、香深(かふか)港に着くや否やバスまで10分しかない。港へ電話をかけ心配ないと聞くが、実際、香深港は立派でとても大きなコインロッカーが幾つもあり、スーツケースも入った。南端の知床までのバスは5分ほどで来た。知床から桃岩登山口の道のり6.4キロを、3:40で歩き切る。海と断崖。そこに数えきれない花達。礼文島は花の島で、幾つも歩くルートがある。ここも2泊したいところだった。リピーターがたくさん訪れるという気持ちがよくわかった。(島)

利尻山
頂上直下のオーバーユースで崩壊を防止する黒い物体
礼文島、花の多さに圧倒される、海の蒼さが深い
美しい利尻山、海から
利尻からの礼文島


2023年6月25日日曜日

手箱山、筒上山

■コースタイム

大瀧登山口8:10──10:24番所跡──12:00手箱山12:25──12:05手箱越──13:40筒上山──14:15手箱越──14:45分岐──16:30県道──17:00登山口

■感想

コースタイム8時間、晴天とはいかなかったが、遠くまで見えました。女性組は、しきりに花アングルに楽しくシャター音と話で盛り上がってました。谷渡り、橋渡り、鎖場、林間、笹掻き分け、足がガタガタ、汗でズボンまでぐちゃぐちゃに。女性組は話に夢中で、救いは屋久島の雰囲気を感じてラッキー。まだ体力不足を知る。(桒原)

花はドウダンツツジがたくさん。樹林帯ではエンレイソウ、ミズタビラコ、ツクバネソウなど。ヒメシャラかナツツバキかどちらか区別がつかない花がたくさん落ちていた。筒上山でコメツツジ、コツクバネウツギ、イシダテクサタチバナなど。名野川登山口から大瀧登山口の駐車場までの道路歩きで、イチヤクソウに出会えた。(越智)

手箱山山頂が見えてきたあたり
筒上山の鎖場、ロープもたくさん掛けられている
景色はいろいろ、花いろいろ、厳しさいろいろ
楽しい時間をありがとうございました

2023年6月18日日曜日

高ノ瀬

 ■コースタイム

奥祖谷かずら橋8:40──9:20国体橋──10:46丸石分岐──11:51高ノ瀬13:25──14:10分岐──15:05国体橋──15:45車

■感想

奥祖谷かずら橋の受付で550円を払い、雄橋を渡って、丸石谷沿いの涼しい道を進む。巨樹が、たくましく岩に絡んで伸びている。沢歩きに良い沢であると思う。少し短いのが問題だが。国体橋を渡ると、分岐までは登りが続く。ジグザグに登っているので、ゆっくり歩けば疲れない。沖縄から来たカップルとすれ違うが、日本語が通じない。20人のグループが降りてきた。剣山から来たようだ。ガイドがついていた。尾根に出てから、すれ違った人にオオヤマレンゲの状況を聞いてみるが芳しくない。石立分岐の手前で一輪咲いていた。蕾はたくさんあった。来週が良さそうだ。残念だったが、久々のオオヤマレンゲに感動した。(片岡)

国体橋
蕾はたくさんあった
一輪だけ開花


物部川月谷遡行

 ■コースタイム

8:24林道歩き始め──9:03入渓──10:01H900m二俣──11:03H1150m連瀑帯──13:30口西山の東──17:00べふ狭

■感想

石立山西側の物部川月谷を調査。岩質は石灰が多いらしい。地形図上でも岩マーク多く、高松労山のフリークライマーとアルパインクライマーを連れて入渓。入渓前から大きな岸壁が見えている。序盤のゴーロを過ぎて左右に高い岸壁が立ち、ナメ、小滝を超えてから、水色の釜を従えた白っぽい岩のナメ滝が出てきていきなり異世界が現れる。面河渓谷のようなつるつる滝なので摩擦を効かせて登る。序盤の美ゴルジュは20分で終わるが興奮そのままに続くゴーロ30分はすぐ終わった。

これまた素晴らしい2条20mの滝が出てきて、登攀ルートを探す。ロープ確保して、二条の流れ左側からとりつき、流れの右側のへこんでいる場所を登る。その上はさらに流れが分かれていて、ここで二股と気づく。流れは細かく、数えれば6つ程に分かれていて、空間が横に広がり扇のような地形。しかも、流れの一つは湧き水のようになっている。

扇状の空間の奥には、またもや岸壁が鎮座。またゴーロだが、石立山のような白ザレと黄緑の樹々が綺麗。30分のゴーロ歩きも余裕でこなす。H1150m付近は、懸念していた等高線が詰まった場所。またもや景色は一変し、20mの滝も交えて滝15発。一部の滝は巻いたが、水を被って豪快に登れる。しかしまだ寒い。

12時過ぎに滝は終わり、休憩をとってから詰めに入るが、しっかり笹が残っていて藪こぎとなる。先頭のアルパインクライマーが「藪抜けた!」と叫ぶがまた藪が続き、「藪抜けた!」と「藪再開」が5回位続いて、50分程で口西山東側に到達。しかし、辺りは笹だらけで、藪中行動延長。下りはじめて1時間半程度で藪は治まるが、道のわかりにくさもあり、所要3時間半でやっとべふ狭に到達。

美しい景色と豪快な滝の登攀、藪漕ぎ、長い下山と全部乗せの良い谷だった。(小田桐)

序盤の美ゴルジュ
透明感あふれる水色の滝つぼ










二俣の二条20m滝

2023年6月17日土曜日

まさかの時の対処法

インクノット、半マスト、プルージック。覚えていますか。簡易ハーネスはすぐに作れますか? 私は半マストを、新たに2種類習得しました。登山道でまさかの土砂崩れ。そこを進まないといけない時を想定し、巻き結びでロープを木に固定。次々と固定し、プルージックで進む。斜面で、半マストで懸垂下降や確保して下ろすなど、有意義な時間を過ごした。私自身そんな所は行かないし出会うこともないとぶつぶつ文句を言っていたが、知っていて損はないし、頭の老化防止になりますよ。ぜひ、次回は参加してください。(島)





2023年6月13日火曜日

藤ヶ内側右俣下降・左俣遡行

 ■コースタイム

川成峠8:46──11:32右俣終了点──11:41左俣入渓点12:02──13:28H1025m支流──14:17スーパー林道──15:29川成峠

■感想

坂州木頭川の中で、この藤ヶ内谷川だけ情報が無いので調査遡行。まず右俣の下降。川成峠から急な尾根を下り、沢に降りる。基本的にゴーロ歩きで、時折滝が出てくる程度。そして滝を巻こうとすると、登山道らしきものがロープとともに現れる。林道を二カ所くぐると、中盤以降は左岸を中心に側壁がそそり立ち迫力がある。最大50m程度の高さで沢もゴルジュ状になるが、巨岩のゴーロが中心なので歩きにくいが進める。最後は30mクラスの滝を右岸から巻いて、踏み跡とテープを頼りに林道へ降りる。

左俣は、これまたゴーロ中心。入渓後すぐに、右岸に石積みとワイヤーをひっかけた支柱と、キャンプファイヤーで使いそうな丸太の組んだもの。何故…? ゴーロが多いが、途中10mの張り出した滝が出てきて右岸の巻き。またもやロープと立派な踏み後が出てくる。この沢の入渓点に道があったので、そこからつながっているものと思われる。あっさりと巻き、その後もゴーロが続く。地形図上で一番線の込み入った場所に差しかかるが、巨岩ゴーロの急登で、しっかりした滝は出てこない。すこし飽きもしたので、支流を使って林道までショートカットしようとしたところ、突然20m越えの滝が現れ、まわりは岸壁。戻る必要あるかと考えてたところで鹿の足跡を見つけ、突然強気になる。左岸に緩い谷状地形、そこから尾根に逃げるがもう谷には戻れないような場所。尾根を詰める。途中岩塊に阻まれたりして進みにくいが、30分程で林道へはい上がる。谷を進み続けていたらどうなるのか、林道を谷側に進むと崩壊地になっており、追い上げられたとはいえ結果的に尾根への逃げは正解だったよう。静かなスーパー林道を川成峠へ帰った。(小田桐)

藤ヶ内谷右俣上の方の2段20m滝。下段は90度以上、上段は釜つきでかっこよい。
右俣下流部。ゴルジュ地形で雰囲気は楽しい。難しくはない。
左俣支流の再上流。20m越えの70度くらいの滝。もちろん巻いて急な尾根に上がる。


2023年6月4日日曜日

第49回剣山クリーンハイク

 天気快晴でさわやかな初夏を感じる剣山でした。台風直後で道路事情が心配だったが、道路担当者の尽力で正常に通行出来て、県連4団体、その他で計52人の参加でした。参加数:市労6、小H11、徳H8、あす12、都合県連4団体37人。森林管理署4、スマート林業課1、その他10・・・総数52人。ゴミ10.4㎏でした。今年は大剱神社の廃材はなかったので、大幅に減量。活動範囲:剣山周辺。時間:9:00~15:00。(天野)

見ノ越駐車場
受付
説明も聞きながら
無数にできた鹿道
デッキで昼食


頂上ヒュッテと宝蔵石