2025年9月10日水曜日

大川原高原

 ■感想

チャボホトトギスを探しに、大川原高原散策してきた。駐車場は半分、風力発電の工事で埋まっていた。トイレが使えないので、簡易トイレ2ヶ所設置。新品できれい。大麻山の方も、風力発電が設置されるようだ。住民説明も終わり、もう設置がきまっているようだ。鳴門市長は賛成している。その集会に参加した今日の同行者から、佐那河内の方の15基の風車が、今後大きなプロペラに換えられると話していたと教えてくれた。その工事なのか?と横を歩いていつもの散策。

あまり花はない。四国里山倶楽部のTさんは2日前歩いているが、チャボホトトギスやシコクブシなどまだあったようだが。執念で、帰りの林道横でYさんが見つけた。ヤマボウシの赤いプツプツの実、シロヤシオの小さい青い実も見つけられた。シコクママコナ、アケボノソウなども見た。

駐車場に戻ってみたら、あれ??風車のプロペラが無い! 工事関係者に聞くと、時々故障があるので、プロペラを取った後の中身を替える工事だそうだ。プロペラを大きくする工事はいつ頃か聞くと、うーん5年後?くらいかと。道を広げて、また植物を踏み潰さないでくださいと伝えたら、あのプロペラを縦に運ぶ技術もあるので、そうするかもと話していた。

今日の工事関係者は、四国だけではできないので、神戸、福岡、佐世保などから、技術者を呼んでいるそうだ。大川原高原は植物の宝庫。これ以上植物、生物に犠牲を強いらない事を祈ります。(島)


朝の風車
帰ってきたら風車は下に置かれて中身を取り出していた
執念で探したチャボホトトギス


2025年9月9日火曜日

奥穂高岳~ジャンダルム

 ■コースタイム

9/8 上高地6:35──9:25横尾山荘9:45──12:40涸沢ヒュッテ(泊)

9/9 涸沢ヒュッテ5:20──6:55ザイテングラート取付──8:23穂高岳山荘8:45──9:40奥穂高岳9:50──12:15ジャンダルム12:30──14:08奥穂高岳──14:40穂高岳山荘(泊)

9/10日 穂高岳山荘5:10──6:08ザイテングラート取付──7:03涸沢ヒュッテ7:30──9:20横尾山荘9:43──12:08上高地

■感想

計画では3泊4日で大キレットを超え南岳まで行く予定でしたが、10日の天気予報が良くなかったので小屋をキャンセルして下山することにしました。1日目は、上高地から見上げた奥穂高岳方面はガッツリガスがかっかていて見えず。歩いていると、横尾山荘手前からポツポツ。しかし、昼頃からは晴れて、夕焼けと見事な山々を見ることができました。

2日目は、朝から快晴! ルンルンでザイテングラートを通過。1日目は重くて肩が痛かったザックは、気が付けば背負っているのを忘れるくらい岩場に夢中になってました。

穂高岳山荘に着き、休憩をとっていよいよ奥穂高岳へ。最初こそ急登ですが、あっという間に頂上へ。祠前で写真を撮ったら、次は憧れのジャンダルム。途中の注意喚起の看板を見て、気を引き締め一歩一歩慎重に。馬ノ背はナイフリッジというだけあって、岩が急角度で、ここからはこれでもかというくらいの危険ゾーンのため、さらに注意深く。風もかなり強く吹いていて、岩の上を歩くときはヒヤヒヤ。しかし、足場のないところはボルトを打ち込んでくれているし、鎖もしっかり付いているのでなんとか頂上までたどり着くことができました。でも、期待していた天使はすでに撤去されており、標高3,163mの味気ないプレートがあるのみ。

残念な気持ちになりつつ、ジャンダルムの頂上でしばし休憩。後からソロの男性が登ってきたので、一緒に下ることになりました。すると、来た道を戻り始めたころガスが徐々に濃くなって、途中からは霧雨とも小雨ともつかないものが降り始めた。帰りの馬ノ背は、急斜面の登り。危険度が増す中、お互いに励ましあいながらなんとか下山することができました。

3日目は朝から濃霧だったので、明るくなってからザイテングラートを通って、横尾山荘を経由して上高地に下山。バスに乗ったとたんにザッと雨が降ってきました。

あまり天気に恵まれない山行でしたが、ソロならではの出会いがあり、あかんだな駐車場では槍ヶ岳にテント泊で登る女性と映画の話で盛り上がり、涸沢ヒュッテでは神奈川から来ているソロの女性と夕食の時楽しくおしゃべり。穂高岳山荘への登りで花好きの女の子に花のことを教えてもらい、ジャンダルムで一緒になった男性とはホットミルクを飲みながらSNSの話。相部屋の1人は涸沢小屋でジョッキパフェを食べていた女の子で、帰りの涸沢ヒュッテでは70代の女性に「あなたと話せてよかった」と言われました。今回行けなかった大キレットには、また挑戦したいです。天気のいい時に。(張)

奥穂高岳の祠
ジャンダルム
朝もやの涸沢カール


2025年9月8日月曜日

鳳凰三山

 ■コースタイム

9/8 青木鉱泉ドンドコ沢登山口6:37──9:56白糸の滝──10:45五色の滝──11:59鳳凰小屋──12:58小屋──13:38地蔵ヶ岳──オベリスク14:17──15:31小屋(泊)

9/9 小屋4:44──5:24地蔵ヶ岳──5:37赤抜沢ノ頭──7:14観音ヶ岳──7:55薬師ヶ岳 8:49観音ヶ岳9:54分岐──9:54鳳凰小屋──11:32燕頭山──12:07旭嶽──14:10御座石鉱泉──15:04青木鉱泉駐車場

■感想

夜中、走り続けてもうすぐ登山口って所で、カモシカさんが道路を塞いでお出迎えしてくれました。しばらく走ると、今度は根元が腐って倒れた木が完全に道路を塞いでる! とんだアクシデントにびっくりしてると、パトカー到着。意外と早く、木はチェーンソーで始末され、ホッとして青木鉱泉からスタート。

急登、滝、急登、沢、急登、滝で、癒されながら鳳凰小屋に到着。小屋は、新しく綺麗です。美味しいカレーもいただきました。豊富なお水も冷たくて美味しい。お天気にも恵まれ、北岳や間ノ岳、農鳥岳、白峰三山が綺麗に見え、反対側には八ヶ岳、そして感激の富士山。こんなご褒美ありますか

下りは長い道のりでしたが、御座石鉱泉からの最後の急登と藪の中からのゴールに、さらに思い出深い山行になりました。(宮原)

倒れた木が完全に道路を塞いでる
変な岩に登るoさんと富士山
360度絶景
無事下山
名前分かりませんが可愛いお花も色々


2025年9月1日月曜日

砥石権現

 ■感想

9月1日だと言うのに、あまりに暑く歩けないので、ちょっと高いところに移動。岳人の森は午前8時から開くので、お気をつけて。道端には、シコクママコナがたくさん咲いている。鹿舞ダキには、「奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の声 聞く時ぞ 秋は悲しき」の看板が、もう読めない。いつもの森の妖精さんは、微笑んでいる。砥石権現に向かい、南に西三子山がどっしり。ここは樹林帯なので涼しい。

眺めがあればいつまでもいたいのだが、岳人の森の散策があるので、同じ道をゆっくりして下った。岳人の森のゆきしろの池周辺に、森の妖精レンゲショウマの群生がある。少ないが、咲き残りを見つけた!良かった!

キレンゲショウマは剣山はもう終わりだが、ここはまだ咲いている。今は花が少ない季節。キツリフネ、結実した紅芍薬、ヤマボウシ等、珍しいものが見れた。次回、7月の下旬に訪れよう。森の妖精がたくさん微笑んでいるのが見れる。タイムはゆっくり登ったので参考になりませんので割愛。(島)


結実したベニシャクヤクがたくさん
キレンゲショウマ
ヤマボウシの赤い実


2025年8月30日土曜日

六甲ナイトハイク

 ■コースタイム

摩耶山登山口17:20──18:40青谷道(仁王門)──19:05摩耶山──19:10掬星台19:40──20:00麻耶山──21:10上野道登山口

■感想

765メートルの登りで、階段が半分ほどありこたえる。高越山の角度の勾配。ヘッドライトは久しぶりで、足の位置がイマイチ。やはり1人のナイトハイクは淋しいだろう。仲間がいるのは心強い。頂上の掬星台には、脚立が無ければ夜景を見ることが難しいほどの人。万博会場から花火が上がる。小さいが美しい、200万ドルの夜景も美しい。そんな時をいただきました。(桒原)


青谷道にある神戸唯一の観光茶園「静香」
青谷道にある大龍院 岩屋の龍
掬星台展望台の人混み


三嶺~剣山

 ■コースタイム

8/29 名頃11:50──13:20ダケモミの丘──14:50三嶺ヒュッテ(泊)

8/30 三嶺6:10──8:05白髪小屋──10:20高ノ瀬──11:10丸石小屋──14:00剣山──15:10見ノ越

■感想

4リットルの水で重量は17キロ近くになってしまい、テントから小屋泊に変更。夜は涼しかったが、日中は結構暑くて持参の水も底をつき、次郎笈の水場で何とか補給できて良かったです。小屋は3名泊。道中熊笹で足元も悪く、行き交う人も3人でした。これからが、テントには良い季節になりそうです。(木村・二)

夜のヒュッテから天の川
朝日が昇るヒュッテから

2025年8月23日土曜日

北アルプス表銀座

 ■コースタイム

8/21 有明壮6:40──6:55中房温泉7:00──10:00合戦小屋10:20──11:30燕山荘13:05──13:35燕岳14:35──15:10燕山荘(泊)

8/22 燕山荘5:55──8:20切通岩──9:10大天荘──9:20大天井岳9:35──9:45大天荘10:10──10:50大天井ヒュッテ11:30──12:00びっくり平12:05──13:10赤岩岳──14:00西岳ヒュッテ──西岳(片道15分)──西岳ヒュッテ(泊)

8/23 西岳ヒュッテ6:00──6:35水俣乗越──8:45ヒュッテ大槍9:10──10:00槍ヶ岳山荘──槍ヶ岳(往復1時間程)──槍ヶ岳山荘(泊)

8/24 槍ヶ岳山荘6:35──7:05殺生分岐──7:10殺生ヒュッテ7:20──7:25殺生槍沢分岐──8:20天狗原分岐──9:20水俣乗越分岐──9:20ババ平──9:50槍沢ロッジ9:55──11:00横尾11:20──12:15徳沢12:30──13:10明神13:15──13:50上高地(小梨平)

■感想

「槍」へ行きたい!と熱望する娘と一緒に、40年前私の山歩きの原点となった「北アルプス表銀座コース」を、当時と同じ行程で歩く事にした。

初日。合戦尾根より燕岳へ。北アルプス三大急登、合戦尾根は整備が行き届いていて、とても歩きやすかった。第1,2,3,富士見ベンチと、約30分おきの休憩を経て合戦小屋。名物「スイカ」を頂く。そこから10分程で、左側に「槍」の穂先が見える。合戦の頭では更に視界が開け、景色を楽しみながらの歩きになる。尾根に出る。右に北アルプスの女王、燕岳。左は、これから行く槍への道。正面は、鷲羽岳・水晶岳等、裏銀座の大パノラマが展開していた。明日は、この景色を見ながらの歩きとなる。燕岳へ。そこでは、一層の大パノラマ。後立山連峰の峰々、立山、劔岳、遠く妙高、火打を見ることができた。天候が穏やかで視界が良かったので、娘は北燕岳へ駆けて行った。私は頂上付近で、1時間程まったりこの景色を楽しんだ。

2日目。燕岳から西岳へ。晴天だ。槍を見ながらの、快適な稜線歩きとなる。大天井岳のトラバース道は、岩と石ころで歩きにくい。苦手。大天井岳頂上では、一段と近くに槍ヶ岳が見える。高瀬ダムの後ろに聳える針ノ木岳も見事だ。喜作新道では、谷底から聳え立つ槍ヶ岳、北鎌尾根の展望が見事だ。ヒュッテ西岳へ。私は、このテン場から見る槍ヶ岳が一番好きだ。東鎌尾根、北鎌尾根、南岳への稜線の中央に、高く聳える槍ヶ岳の勇姿は壮大である。日が沈むまでその姿を眺めていた。

3日目。西岳から槍ヶ岳へ。モルゲンロードに染まる槍ヶ岳、穂高連峰を見て出発。ストックは閉まった。西岳から水俣乗越までは下る一方。そこからは梯子、木道の階段、鎖の連続。細い尾根道は切れ落ちた場所もある。バランスを崩さないよう、この険路を慎重に歩く。ヒュッテ大槍周辺からは、更にガレ場。スパッと切れ落ちた岩場に杭も鎖もない所もあり、恐怖でただただこの場所を生きて抜けたいと思いながら歩いた。ただ娘はそんな場所でも、ヒョイヒョイと駆け抜けおもしろかったー!と言っていた。穂先へ。高度感はあったが、欲しい所に杭が有り鎖が有りで、東鎌尾根の恐怖を思えば安心して登頂できた。頂上は狭く、人がどんどん登って来る。大パノラマを一通り見て、早々に下山する。

4日目。上高地への下りのはずでしたが、娘が穂先でご来光を見たいと言って、早朝暗闇の中出た。予定行程に入っておらず、大袈裟ではあるが祈る思いだ。娘は大満足だったようだ。予定30分遅れで山荘を出る。もう下るのみ!と思いきや何故か上りの岩場。どうやら槍沢への分岐でありえないミス。間違って東鎌尾根に入った。あの恐怖が甦ったが、殺生ヒュッテへの下りがあることを思い出した。殺生ヒュッテが神の城に見えた。さあ、上高地まで下る。槍沢ロッジ辺りまでは、石がゴロゴロしていて足場が悪い。足首を捻挫しないように慎重に歩く。歩きやすい登山道になったら、横尾は直ぐそこ。そこから上高地までの林道を快適に歩く。無事下山。天気に恵まれた4日間でした。目指す槍ヶ岳を見ながらの表銀座コース。槍三昧してきました。(前川・珠)

燕山荘より燕岳
目指せ槍ヶ岳
喜作新道から槍ヶ岳
西岳より槍ヶ岳モルゲンロード
東鎌尾根
東鎌尾根
おはよう槍ヶ岳
影槍
槍ヶ岳より穂高連峰
殺生ヒュッテより槍ヶ岳


2025年8月17日日曜日

祖谷川水系・霧谷川

 ■コースタイム

行動開始8:40──9:27入渓──12:40沢から出る──13:53行動終了

■感想

この谷は綺麗で初級だったので再訪。泳げるし、滝は登れるし、高巻きもそれなりのものが出てくるし、見栄えの良い風景も出てくるしでとても良い沢です。さすがに8月なので、泳ぐことはできる程の水温でした。ところどころお助け紐も出しましたが、基本自力で登ってもらって、ハラハラしながらも無事目的地まで進むことができました。

1名だけ林道歩き中にアブかブヨにたかられて、ひたすら帽子やらナニやら振り回していて、より一層夏を感じることができました。(小田桐)


シマシマの岩盤が印象的
この谷最大の30m以上の滝
滝つぼ浅く滝行し放題
滝の裏にも行けます
途中雨にも降られましたが
キラキラした谷です